約 3,353,088 件
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/1589.html
ハーレム?26 Megalith 2010/11/03 幻想郷の時間軸というものは、ここの住人と同じように結構のんびりしている。 昼飯を食べて少し経った頃、俺は茶をしばきながら八雲家の縁側で空を見ていた。 カラリと晴れた秋空に浮かぶ雲を見ていると、あの上で昼寝したらどれだけ気持ちいいだろうか想像してしまう。 言うに及ばず、今の俺は眠気が凄い。昨晩遅くまで読み物に耽っていたのが原因だろうか。 秋の夜長の贅沢な一時だが、こうまで欠伸が多いと考え物だな。 「○○しゃまー!」 舌足らずだが元気な少女の声で、現実へと意識が戻される。 見れば猫耳と二股の尾を生やした10歳ほどの女の子がこちらにむかって走ってきた。 八雲橙。八雲紫の式である八雲藍の式。人懐っこい性格で、よく俺や藍に甘えてくる。 橙は俺の前まで来ると、洋風のお嬢様のようにその場で一回転して仰々しく服の裾を摘みながらお辞儀した。 普段の天真爛漫な姿とのギャップがあって、なんとも可愛らしい。 「これは橙お嬢様。ご機嫌麗しゅうございます」 「えへへ、○○しゃま? 私を見て何か気づきませんか?」 後ろで手を組む橙の微笑ましい姿を、俺はじっくりと観察する。 服装はいつも通り。髪型も言うほど変わった様子は見られない。 顔の造形は変わってたら許さない。橙可愛い。 しかし少し時間をかけてみてみると、案外簡単にその変化は探し当てられた。 「橙……少し胸が大きくなったんじゃ?」 「えっ!? ほ、本当ですか?」 「うん、嘘。コスモスだろ? 頭に挿してある」 「うぅ、○○しゃまの意地悪! ちょっと本気にしちゃったじゃないですか!」 膨れっ面で俺の胸をポカポカ叩く橙。本当、見てて飽きない子だ。 彼女の頭を撫でてやると、一変して朗らかな笑顔になり、俺の膝の上に座る。 軽く抱きしめてやると、橙は嬉しそうに頭を俺に摺り寄せた。 コスモスと女特有の香りが、俺の鼻腔を満たしていく。 「橙は暖かいな……湯たんぽ代わりにしたいぐらいだ」 「そ、それって……一緒のお布団に、入るってこと……ですか? そんな、まだ心の準備が……」 「そんなに顔を赤くしなくても大丈夫。冗談だ」 「……また意地悪」 不機嫌そうに後ろの俺を睨みつける。俺は笑いながら、またその頭を撫でてやった。 やってもいいのだけれど、藍にバレたらと思うとどうにも。 しばらくそんなやり取りをしていると、不意に橙が体をこちらに預けてきた。 見れば心地良さそうに寝息を立てている。無防備な寝顔を俺に向けながら。 「まったく……卑怯だぜ、この可愛さ」 「本当に、橙の可愛さは異常だな」 俺の右肩からいつの間にか藍が顔をだし、自分の式の寝顔をニヤケ顔で見ていた。 すぐ近くに藍の端整な顔があると思うと、思わず顔を背けてしまう。 若々しく張りのある肌、それでいて大人のもつ魅力も兼ね備えている。 それ以上に、橙にはない女の魅力が、俺の背中を幸せ色に染め上げているが。 「隣、いいか?」 「えぇ、どうぞ」 俺の右隣に座った藍は、そのまま何とも幸福そうな顔で橙の寝顔を見つめていた。 どこかその辺は子供のようで、少し微笑ましい。 「いい天気だな」 「そうですね」 「橙は可愛いな」 「符合性がまったく見えませんが、そうですね」 「嫁にはやらんぞ」 「それじゃ、代わりに貴女をもらっても?」 会話のキャッチボールは途絶えた。すると突然、藍が俺の肩に自分の頭を乗せた。 段々と擦り寄ってくる彼女の体。それに伴って、俺の心拍数は急上昇していた。 寄り添った藍の顔は、少しばかり赤みを帯びているように見える。 「……紫様のお世話をしてくれるというのなら、考えてやってもいい」 「それ、単に藍様が橙と一緒にいたいだけですよね?」 「チッ、バレたか」 くだらない話に二人は笑った。その後も橙の可愛さを説く藍の話しを聞いたりしていた。 いつの間にか藍が一言も喋らなくなっているのに気づく。 横を見れば、可愛らしい寝顔をこちらに向けていた。 膝に橙、右肩に藍といよいよいい夢が見れそうだと思い、俺は目を閉じた。 「主人を差し置いて、その式に手を出すなんて、あなたも命知らずね」 「うおぉ、紫様」 俺の左側から紫が半身を乗り出す。その顔は非常に不愉快だといっていた。 正直、生きた心地がしない。 「あ、いや。俺は別に紫様を除け者にしようなんて考えは全然なくてですね。 橙も藍様も、自分から俺のところに来たわけで……」 そんな言い訳を並べている間にも、紫は隙間から体を出してくる。 他の二人とは違う、圧倒的な成熟の美。 顔立ちやスタイルだけではない、物腰や雰囲気も彼女は完成されていた。 有無を言わさず俺の左隣に座る紫。どんな折檻を受けるのだろうと、内心ビクビクしていた。 すると、紫は俺の左腕に自分の腕を絡ませてきた。 たおやかな彼女の肌が何とも心地よい。そしてその表情は、普段あまり見せない甘えのもの。 「私一人、仲間はずれは御免よ……」 「紫様……」 寄り添う紫は、俺の腕を愛おしそうに頬ずりしてくる。 その仕草が子供っぽくて、彼女に対して初めて可愛いという感情が芽生えた。 さて、いよいよ眠れなくなってしまった。 橙、藍、紫。幸福のデルタ地帯に囲まれた俺の心臓は、早鐘のように昂ぶりだす。 仕方なく俺は空を見上げた。だがそこにはもう、雲はなかった。 「……ん」 体に感じる冷たい風に、真っ暗な視界が徐々に映えてきた。 どうやら縁側で日向ぼっこを愉しんでいる間に、眠ってしまったらしい。 体を起こすと少し頭が重い。結構な時間野ざらしにされていたようだ。 外は夕刻を過ぎて夜の帳が下りてきている。もう少し寝ていたら、間違いなく風邪を引くところだった。 「結局夢オチか」 何とも妄想満点の幸せな夢だ。今夜寝床に入っても見れたらいいな、なんて思ったり。 少し用を足したく、俺は厠へと足を運んだ。 出すものをだし、ふと備え付けられている鏡に目が行った。 そこにいるのは間違いなく俺。しかし不可解な点が幾つかあった。 「……なんだこれ?」 俺の頬には、三つの痣のような後が残されていた。 見ようによってはキスマークに見えなくも無い。 もしかして、あの夢は本物? そんな馬鹿げたことを考えつつも、俺は厠を後にした。 思いついたままに筆を走らせてみた。 しかし三人同時となると結構難しい…… やはり今度からバラして一人ひとりキチンと書くことにしよう。 Megalith 2011/04/06 瞼の裏に感じる眩しさで目を覚ます。 目を開き、身体を起こせば見慣れた境内に朱色の鳥居。 ずいぶん眠っていたはずなのに身体はは妙に軽くて、感覚もこころなしか鋭いような気がする。 「お、起きたみたいだね」 かけられた声に振り向けば見慣れた面子が俺を見ていた。 「少し不安もあったけど上手くいったみたいだね」 「どうですか○○さん、具合が悪いところはないですか?」 問いかけに頷きながら眠っていた理由を思い出す。 「……これで俺もみんなと同じになったんだな」 二柱と一人が暮らす守屋神社。 そこに居候を始めて早数年、皆に憧れを抱くには十分な時間だった。 だから頼んだ。皆を手伝いたいと。ずっと皆と一緒に生きていきたいと。 そして、俺は神上がった。二柱と一人の力によって。 「今はまだ精霊に近いけどね」 「私たちの力で○○さんの存在を維持しているだけですから」 「いってみれば私たちの腰巾着ね。八百万の一となれるかはこれからのあんた次第」 人の身を捨てた幻想の中で 「このままでも私は構わないけどね」 「まあ、ゆっくり決めればいいよ」 「○○さん、これからよろしくお願いします」 新しい俺の物語が始まる。 登場人物 ○○(あなた) 本作の主人公。外の世界から幻想郷に迷い込み守矢神社に保護された。 守矢神社の住人への憧れから、皆の力になりたいと、三柱の手によって神上がった。 とはいえ、現状は何の力もなく、ただの霊魂だけの存在である。 東風谷早苗 洩矢の末裔で、人の身でありながら神となった少女。 つまり、経緯は異なるが○○の先輩である。 優しく、面倒見が良いが、思い込みが激しい一面も。 ○○を神上がらせたことを喜ぶ反面、後悔をしている節がある。 「もしあなたが本当に後悔してないというのなら、その時は……」 八坂神奈子 守矢神社の二柱のうちの一柱。表向きにこの神社に奉られている神様。 外の世界でも名の知れた神様で、様々な神徳の持ち主。 新しい部下のような○○の存在を内心嬉しく思ってる。 「信じてもらうための力が神徳さ。今のあんたにはどれだけそれがあるかな?」 洩矢諏訪子 守矢神社の二柱のうちの一柱。守矢神社に奉られている真の神様。 容姿の通り思考が幼く、いたずら好きな一面がある。 反面、一番○○の事を気にかけているのも彼女で、○○の良き相談相手。 「それが君の答え? ……本当に?」 秋穣子 妖怪の山の麓に住む神様で、豊穣を司る。 幻想郷に実りをもたらす神様で、里からの人気は高い。 そのことが姉である静葉に対して優越感を抱かせている。 新米神様の○○に先輩風を吹かせているが…… 「穣らせるっていうのは、一番身近で一番大切な恵みなのよ」 秋静葉 妖怪の山の麓に住む神様で、終焉を司る。 幻想郷に季節の終わりを運ぶ神様で、里からの人気は高い。 そのことが妹である穣子に対して優越感を抱かせている。 新米神様の○○に妙に自分の仕事を教えたがるが…… 「終わりは始まりでもあるの。私の役目は一つだけじゃないのよ」 鍵山雛 妖怪の山に住む厄神様。厄を集めるのが仕事。 一人きりで嫌われ者を買って出た優しい心の持ち主だが、寂しさまでは隠せず 神様に成りたての○○が内心少し眩しく、羨ましいと思っている。 「私が集めて、あなたが清める。……素敵だと思わない?」 恋愛シュミレーションゲーム『神々が恋した幻想郷』 近日発売未定 神様な方たちといちゃつきたくて妄想した結果がこれだよ Megalith 2012/02/09 ガラッ 「もうすぐバレンタインデーです!」 障子を開けるなり早苗が吼えた。 コタツにあたっている霊夢が鬱陶しそうな顔をする。 「あんた去年も一昨年もその前もそんなこと言ってたじゃない。 あと寒いから早く障子閉めなさいよ」 「何を言ってるんですか霊夢さん。 バレンタインが定着すれば恋愛成就祈願で神社も盛況ですよ」 いそいそとコタツに入りつつ早苗が言う。 「そんなこと言ってもう4年経つけど定着する気配すらないじゃない」 幻想郷は日本の一部である。冬は雪が降るようなところでカカオが育つわけもなく チョコレートを手に入れることは隙間妖怪にでも頼まないと難しい。 また忘れ去られたチョコレートの商品が無縁塚に流れ着いても大抵賞味期限が大きく過ぎている。 肝心のチョコが手に入らないため早苗の思うようには事は進まなかった。 「そのバレンタインデーって何かしら」 早苗の対面で黙って話を聞いていた空がクエスチョンマークを浮かべて首をかしげる。 「お空さん、去年も説明したじゃないですか」 「そうだったかしら?忘れたわ」 「バレンタインデーというのはですね、 好きな人にチョコ、いえお菓子を渡して思いを告げるという素敵な日なんですよ」 ふふん、と自慢げに早苗が空に説明する。 どうやら今年から女子だけではなく男女問わずの欧米風にして参拝者獲得を目指すらしい。 「ふうん、それじゃ私は○○にお菓子を渡すわ」 さらりと出てきた空の言葉にひきつる早苗。無表情にお茶をすする霊夢。 コタツにもぐりこんでいるお燐だけがくわっと気の抜けたあくびをした。 「残り物のお饅頭もお菓子よね」 ボソッと霊夢がつぶやく。 「霊夢さん!?」 「あたいは猫だからチョコはちょっとねぇ。さとり様と一緒に何か考えよう」 「ううっ、4人も……負けません。負けませんからね」 「たまごで何か作れないかしら。できればゆでたまごで」 少女たちの戦いはこれからだ。つづかない ○○宅裏 「っ……なんだ突然悪寒が……」 妖怪の山裏 「はっ!なにか強い厄の気配を感じたわ!」 裏 「あぁ、ねったまっしぃー、ねったまっしぃー」 「この時期になるとパルスィ元気になるね」 琴を右手に 琵琶なら左手に(Megalith 2013/09/01) 朝日が射した庭から、涼しげな虫たちの声が聞こえてきた。僕は日課の薪割りを終えた後、いつもの場所へ出かけた。 その場所はいつもなにかしらが転がっていた。「なにかしら」というのが何なのか、拾っている僕自身にもいまいち分からなかった。 全く用途が分からない四角い物体や、開閉できるボタン付きの玩具など、どうしようもない物を拾っては持ち帰って磨きあげていた。 そうして磨きあげた物を、自称木工作家である自分の作品と並べて販売しているのである。 これが以外と売れてしまうから驚きである。 買われていった物がどういう風に使われているのかは、僕の知ったことではない。 別の日、いつもの場所でガラクタを漁っていると、珍しく楽器が散乱していた。 別に楽器を弾く趣味は持ち合わせていないが、いつも理解の範囲を超えていたガラクタの中に、 ようやく使い道の分かる物がでてきて嬉しくなった。 さっそく、目に留まった楽器を二つ拝借して持ち帰った。 一つは長方形に長い琴、もうひとつは大粒の涙の様な形の琵琶である。 どちらも大きく、他の楽器たちに比べ傷みも少なく、修復すればそれなりに使えそうであった。 修復といっても、音程の調節など高度な事は出来ないので、代わりといっては何だが、丁寧に丁寧を重ね磨きあげた。 二つともどこか誇らしげに、光沢を放っていた。本来ならこのまま露店に並べてしまうところだが、 何故かしらそのような気分にならず、部屋に置いたまま、僕は里へと出かけた。 数時間後、日も落ちてきたので商売を終え自宅兼小屋へ戻ると、女性の笑い声が聞こえてきた。はてさて泥棒か妖怪か。 恐怖心を押さえつけながら、恐る恐る引き戸を開けた。 「あ、おかえりー」 僕のお気に入りの火鉢を中心に、二人の女の子が鎮座していた。 一人は茶色のショートヘヤーで、両手を床につき両足をだらんとのばして座っていた。先ほど挨拶をしてきたのはこちらの方だ。 もう一人は頭に花飾りをつけ、長い薄紫の髪を二つに縛り垂らしていた。 お嬢様座りのまま、どこか冷淡な笑みを浮かべ、僕の方を見ていた。 この状況にどう対処していいのか分からず、とりあえず荷物を床に下ろした。 「突っ立ってないで一緒に座ろうよ」 チョイチョイと茶色い方が手招きするので、とりあえず二人と同じく火鉢を囲んで座った。 くつろいでいる二人に比べ、僕の方は若干緊張気味であった。なぜ自宅でこのような理不尽な気分にならなくてはいけないのか。 そもそも二人は何故ここにいるのか。と、当たり前の疑問を、僕は彼女たちにぶつけてみた。 それを聞くと、二人は申し合わせたかのように不敵な笑みを見せた。 「ずいぶんな言い方じゃない?私たちを連れ込んだのはあんたじゃないか」 と、薄紫の方。 「でも強引なお誘いは嫌いじゃないよ、ふふふ」 と、茶色の方。 僕は訳が分からず首を傾げていると、二人は静かに目を閉じ、何かを弾くような動きをして見せた。 すると、弦楽器を奏でているかのような、心地よい音響が響いた。 そして何より、彼女達が奏でている音は、今朝拾ってきた琵琶と琴の音色であった。 付喪神。自身をそう説明した彼女達は、「我々は道具による世界征服をもくろむ秘密結社だ」と説明を付け加えた。 「丁度、活動拠点が欲しかったのよね、姉さん?」 「あんたを追い出して、此処を占拠しちゃおうかしら」 こちらをジト目でニヤケながら笑う二人を見て、僕はため息を漏らした。 追い出されて困るのは勿論だ。しかしながらこの小屋は独りで住むには少々持て余していたところだったので、 自分の仕事の邪魔をしないのであれば、拠点だかなんだか知らないが、別に住んでもらうのは構わない、と二人に告げた。 「ホントに?!わっほーい!やったね姉さん!お家に住めるよ!」 はしゃぎ回る茶髪を横目に、姉の方は訝しげに僕を睨んでいた。 「……もし妹に手をだしたら承知しないんだから」 妹とはおそらく、今調子に乗って逆立ちしている彼女のことだろうが、妖怪に手を出すほど飢えてはいない。 そう姉に告げると、彼女は首を傾げた。 「……ホモ?」 やっぱり追い出すべきであったと、少々後悔した。 あれからというもの、弁々と八橋は、別に強制した訳でもないのに、掃除や洗濯、ゴミだし等々、積極的に荷担してくれた。 「そりゃあ住まわせてもらってるんだもの、コレくらいは当然!」と、八橋。 「ま、一応私たちの家だし」と、弁々。 正直なところ、ずぼらな一人暮らしをしていた僕にとって、非常に有り難かった。 いつもテンションが高く、良くも悪くも軽くて明るい性格の八橋。 姉さんというより姉貴と呼ぶ方がしっくりくるほど厳しいところもあるけれど、事あるごとに優しくフォローしてくれる弁々。 素敵な姉妹であり、ナイスコンビでもあった。そしてなにより二人とも可愛らしく、そのことで僕は悩ましさを感じていた。 ある日の夕方。料理当番の弁々が里に買い出しでおらず、八橋のとくに意味の無いマシンガントークが、僕を襲っていた。 「あ、思い出した!」 そういって会話を一方的に打ち切った八橋は、タンスを開け布団の下から白い箱を取り出してきた。 「じゃじゃーん!おまんじゅ~」 箱の中に、雪の様に白い大福がいくつか詰まっていた。 「ホントは独り占めしようと思ってたんだけど、出血大サービス!一緒に食べよーずぇ!あ、姉さんには内緒ね」 いつの間に大福を…と、思いつつも、一口摘んでみる。口の中にとろける甘さが広がっていった。 「あ~ん」 何故か八橋は大福を手に取ろうとせず、大きく口を開け待機していた。 「あ~ん!あ~~ん!!」 早くしてくれと言わんばかりに声を荒げる八橋の口に、僕は大福を手に取り放り込んだ。 「ん~!あま~い!」 とろけ落ちそうなほっぺを両手で支えながら、八橋は喜んでいた。大福もこれだけ喜んでもらえれば本望だろう。 「あ~~ん」 ……やれやれ、と僕は溜息をついた。 結局、最後の一個になるまで、僕は八橋に大福を食べさせた。そして残り一個を八橋の口に入れる。 「ん~ん~~」 しかしここで問題が発生した。八橋は僕の指ごと加えてしまったのだ。慌てて引き抜こうとすると、 八橋は僕の手首を両手で掴んだ。 そして指先から付け根、そしてまた指先へと八橋の舌が行き来していた。 お、おい、と抗議するも、背徳感のある興奮が僕を襲い、八橋に対し強くでることが出来なかった。 「ぷは~。ほら!手に付いてた饅頭の粉、綺麗に舐め取ってあげたよ」 悪びれる様子も無く、八橋はニッコリと笑って見せた。 また別の日の夕方。 「ねぇ、ちゃんと髪切ってる?ちょっと伸ばし過ぎじゃない?」 弁々にいきなり髪を掴まれ、驚いているとそんな質問をされた。 たしかにここ数ヶ月行きそびれていたなぁ、と答えると、弁々はふぅむと小さく頷いた。 「せっかくだし、わたしが散髪してあげるよ」 それは大変有り難い申し出であったが、腕に自信はあるのかと聞くと、弁々は私を誰だと思ってるの?と自信満々に答えた。 むしろ弁々だからこそ不安なのだという気持ちを僕は生唾と一緒に飲み込んだ。別に失敗しようが死ぬ訳では無いのだ。 弁々は僕を縁側に座らせ新聞を首周りに巻き、櫛で髪をとかした。そしてハサミを取り出すと後ろ髪から切り始めた。 軽快な切断音と共に、弁々の鼻歌が聞こえてきた。 穏やかな休日の午後としては、この上ない贅沢な過ごし方であったが、内心僕は穏やかではなかった。 後ろから吹いてくる弁々の吐息、撫でるように触れてくる弁々の指先に、心臓を揺さぶられるほどの心地良さを感じ、身じろいだ。 「危ないからじっとしてて」 ごめん、くすぐったかったから、と謝り、出来る限り何も考えないよう努めた。 そうこうしているうちに、次は前髪を切るから、と弁々は僕の前に回り込んだ。 そして弁々がしゃがみこむと、僕と弁々の顔が握り拳一つ分の至近距離まで迫った。 あまりに近くで視線がバッチリ会ってしまい、お互い赤面してほぼ同時に視線を外した。 「か、髪が目に入っちゃうから、閉じといてよ」 言われたとおり僕は目を閉じた。そして弁々は前髪を掴み、切り始めた。 しかし先ほどの状況のせいで、弁々の吐息をより強く感じ始め、心臓は鼓動を早めた。 あとほんの少し顔を前に出せば、弁々と口づけ出来てしまう状況に、僕はどぎまぎした。 もちろんそれをしてしまえば、もう弁々は二度と口を聞いてくれなくなるかもしれないし、 それ以上に恐ろしいことに成りうることぐらい分かっていたので、必死に衝動を押さえた。 「うん!まずまずってところかな」 散髪はなんとか無事に終わり、弁々は手鏡で僕に確認を求めた。 まずまずどころか、いつも通っている散髪屋より綺麗にカットされていたため、むしろ驚かされた。 その感想を正直に答えると、弁々は満面の笑みを見せ頷いた。 「うんうん、前よりカッコよくなったじゃない」 弁々の笑みにつられ、僕も微笑んだ。 あくる日、いつもの様に仕事を終え帰宅すると、弁々と八橋が正座したまま火鉢を囲んでいた。 弁々はともかく、いつもだらーんとしている八橋まで正座待機している異様な光景に、僕は腰を抜かすところだった。 ……しかし思いかえせばここ数日、二人の態度はどこかよそよそしかった。弁々も八橋も、どこか僕を避けてる、 そんな空気を感じていた。いくら鈍感な僕にも、それくらいは分かっていた。 原因はいったい何だったのだろう、と考えていると、八橋が気まずそうに僕を見ながら口を開いた。 「あ、あのさ、○○ってさ、その……」 いつもの軽快さはどこへ行ったのか、八橋は口ごもりながら何かを問いかけてきた。 「……」 しかしよほど聞きづらい事なのか、結局俯いてしまった。それを見た弁々は、いよいよ決心したのか、 僕ときっちり視線を合わすと、口を開いた。 「私と八橋、どっちが好きなの?!」 沈黙。こんな重荷を背負わされるならば、海の底で物言わぬ貝になりたい。誰にも邪魔をされずに、海に還れたらいいのに。 しかしいくら頭の中で嘆いても、目の前の沈黙を破れるのは僕しかいなかった。不安と期待を込め、上目遣いでこちらを見てくる八橋。 どんな結末であろうが、真摯に受け止めようと鋼の意志を込めた視線を送ってくる弁々。 そんな真剣な二人を前に、適当な返事をするわけにはいかない。……。僕は、二人に自分の前まで来るよう合図した。 疑問を抱きながらも、二人は僕に近寄ってくる。そして僕は二人を一緒に抱き寄せた。 「ふぇぇ?!」 「はっ?!」 驚いて声をあげる二人に、僕はそっと口を開く。二人とも愛してる。嘘偽り無い本当の気持ちだよ。 わがままに聞こえるかもしれない、呆れてるかもしれないけれど。どんなに落ち込んでても、側にいるだけで笑顔にしてくれる八橋。 叱咤激励して背中を押してくれる弁々。二人ともずっと側にいて欲しい。 「……」 「……」 僕から解放された二人は、顔を見合わせた。そして僕の方を見て一緒にニッコリと笑った。許された――。 そう安堵した瞬間、左から弁々、右から八橋の平手打ちが飛んできた。 「この浮気者!私と言うものがありながら!」 「ちょっと待ってよ!私が先に好きになったのよ!後から来て横取りだなんて狡いわ姉さん!」 「良いじゃないの。あんたの手ぬるい誘惑じゃあ無理よ。この鈍感男を魅了するのは」 「……プッ、あはは!まぁいいや、姉妹で恋人共有するのも悪くないよね、姉さん?」 「えぇ。二人一緒に養ってもらえば良いだけだもの」 そうして、この大森林の小さな家に、付喪神である義姉妹の不敵な笑い声が木霊した。 晩秋。ひんやりとした月明かりを布団越しに身に受けながら、僕は身じろぎ一つ満足に出来ないでいた。 左手足を弁々、右手足を八橋にがっちり固められているためだ。いわゆる左右からの同時だいしゅきホールドである。 弁々が空気の抜けるような静かな寝息に対し、八橋はまるでわざと発音しているかのように、スゥスゥと寝息をたてていた。 二人の幸せそうな寝顔を見ていると、自分は随分遠くまで来てしまったようだと感傷深くなった。 答えのない毎日が、ただ過ぎていく時間が、これから先どうなるのか分からない。僕は窓からぼんやり見える月に願った。 この愛おしい二人の付喪神といつまでも仲良く暮らしていけますように、と。 「○○……」 僕は驚いて八橋の方を見る。しかし八橋の目はしっかりと閉じられていて、どうやら寝言のようであった。 「ずっとずっと『憑』いてるからね……ふふふ……」 ……ああそうだね、と僕は誰に言うでもなく呟く。そして二人それぞれにおやすみの挨拶をし、沈んでいく意識に身を任せた。 Megalith 2013/09/28 毎日の厳しい仕事に一段落がつき、短い休みを満喫すべく家に帰ると 「お帰りなさい、○○さん。お仕事お疲れ様です。お腹……空いてるでしょう? もうすぐご飯が炊きあがりますから、少し待っていてくださいね。」 妖夢ちゃんが、さも私の妻であるかのように振る舞い料理を作っていた。 何をしているの? と、たずねてみたところ、妖夢ちゃんは照れた顔で 「その……最近○○さんが凄く疲れた顔をしていらしたことが多かったので、たまには楽をさせてあげたいなって、その、思って……」 と、答えながら、私の元に近づき、私の荷物を取り上げていった。 不法侵入や破壊された玄関の鍵のことなど、いろいろツッこみたいこともあるが、せっかくの好意なので、ごちそうになることにした。 少し後ろめたそうな顔をしていた妖夢ちゃんは、それを満面の笑顔に変えて 「ありがとうございます! それじゃ「おい、ここに半人半霊の不審者がいるって聞いたがおまえか? (ハートの)泥棒は許さないぜ」 本泥棒の魔理沙ちゃんを召喚した。 魔理沙ちゃんは私を妖夢ちゃんから引き離すと、箒で半霊を払いながら妖夢ちゃんへの不満を口にした 「勝手に男の家に上がり込んでお料理とかナニ考えてるんだよ! そんなフリフリでピンクなエプロンを着てお帰りなさいだなんて、別に彼女でも無いくせに。どうせ風呂に入る時に『お背中流させて頂きますね(はぁと)』とか、楽にさせるとか言っておいて、夜になったらベッドの上で運動しようとか考えてるんだろうらやま……じゃなかった、いやらしいんだぜ!」 「いやらしいのはあなたの方です! 私はただ純粋に○○さんの助けになりたいと思っただけで、別にあなたの言うような下心などありません! ……まぁ、○○さんが望むのであれば、同衾くらいしても……」 「やっぱりこいつ危険だ。おい○○、ちょっとついてこい」 魔理沙ちゃんは私を箒の上に無理矢理乗せると、一気に森の方まで飛ばしていった。 あっという間に魔理沙ちゃんの家に着き、そのまま半強制的にお邪魔することになった。 「おまえの家には変なのが住み着いてるみたいだから、今日は私の家に泊まっていけよ。……あぁ、お腹空いてるんだっけ? 待ってな、今すぐ飯作るから。」 そう言うと、エプロンっぽい服を脱ぎ、代わりにフリフリでピンクなエプロンを着け、キノコを鍋に放り込む作業に取りかかった。 「今日の夕食は魔理沙様特性のキノコスープだ。……毒? 大丈夫だよ、ここにあるのは全部、食べると元気が出る良いキノコだからな。本当に元気が出る奴でな、それはもう、夜になっても運動せずにはいられないくらい……ところでこの家にはベッドが一つしか」 次の瞬間、視界に豪華なご馳走が映る。 周りの風景は、ゴミだらけだった部屋から、整えられた真っ赤な部屋にリフォームされており、目の前にあるテーブルをはさんだ先には、咲夜さんが頬杖をつきながらこちらを見つめていた。 「こんばんは、○○。魔理沙に拉致されたあげく変なものを食べさせられそうになってたみたいだから、勝手に連れてきちゃったわ」 てへっ(はぁと)、とでも言っているかのような顔で笑うと、咲夜さんは私の口元にスプーンを近づけた。 「おゆはん、まだでしょ? 勝手なことをしたお詫びに食べさせてあげるわ。はい、あ~~~ん」 突然の展開で混乱ぎみだった私は、そのままスプーンの上で揺れる小さなご馳走にためらいなくかぶりついてしまった。……うまい。 「どう? ○○の好みに合わせて作ってみたのだけれど、お口に合うかしら? ……ふふふ、そんなに美味しそうに食べてもらえると、私も凄く嬉しいわ」 そう言うと、咲夜さんはスプーンをこちらに手渡してくれた。 私はそのまま自分の食事を続けようとしたが、その私の手を、咲夜さんが両手で握り、食事の邪魔をする。 「ねぇ、○○。お願いがあるのだけど……今度はあなたが私に食べさせてくれないかしら? ……うん、その一つのスプーンで食べさせあいっこ、よ。あとできたらベッドもひと」 再び場所は変わり、今度は博麗神社の境内に私はワープしていた。 目の前では、やたらと嬉しそうな顔をした霊夢ちゃんが、飛び跳ねながら私の元に駆け寄ってきた。 「あら、悪いわね、○○。自由にワープができるようにするための修行していたのだけど、どうやら私じゃなくて○○をワープさせちゃったみたいなの」 ごめんね~、と、まったく悪びれる様子もなく謝罪した霊夢ちゃんは、私の腕を引っ張りながら神社の中へと戻っていった。修行? 霊夢ちゃんが? 「今日はもう遅いでしょ? 今夜はここに泊まって行きなさい。連れてきちゃったお詫びになんでも言うこと聞いてあげるからさ、ね?」 お願い~、と、甘えてくる霊夢ちゃんをなだめながら、私は咲夜さんと魔理沙ちゃん、妖夢ちゃんにどう謝ろうか考えていた。 そんな私を見て不快に思ったのだろうか、霊夢ちゃんは不機嫌な声をあげて私の頬をおもいっきりつねった。 「これから女の子と二人っきりという時に、○○はいったい何を考えているのかしらねぇ? まさか他の女の子のことを考えてるなんて言わないわよねぇ?」 よほど気に入らないのか、それとも他に何か理由があるのか、霊夢ちゃんの顔には鬼気迫ったものがあり、私の頬をつねる手は、明らかに女の子が出していい力を超えていた。 「今日こそ本気なんだから……せっかくのチャンスを見逃すわけにはいかないんだから……」 らりがれふか?(何がですか?) 「女の子を釣るだけ釣りまくってエサをあたえず、こんな苦しい思いばかりさせて……最低よね、女の敵だわ。でもアンタの悪行もこれで終わりなんだから……」 そう言った霊夢ちゃんの顔は、鬼の面から、病気に苦しむ子供のような弱々しい表情に変わっていた。 そんな顔を、私の顔にぶつかるギリギリまで近づけ、やがて唇が触れあう距離まで…… 近づくことは無かった。 先ほどまで地に足をつけていたはずの体は落下し、世界は無数の眼と一体の賢者のものとなっていた。 気づけば、私は見覚えのある闇の中、不自然に置いてあった椅子の上に鎮座していた。 「久しぶりねぇ○○。本当に久しぶりねぇ○○。」 私を霊夢ちゃんから遠ざけ、このスキマの中へ落とした犯人、紫さんは、怒りをあらわにしながら、私の太ももの上をまたがるように座り込んだ。 周りからから見たら、入ってるように見えるかもしれない。 「私が冬眠をしている間に、随分とまぁ、たくさんの女の子をたぶらかしたみたいじゃないの。それも私の幻想郷の有力者ばかり」 そんなことはしていませんと私は伝えたが、紫さんは私の言葉を聞いてはくれない。 そればかりか、その顔からうかがえる怒りはさらに大きなものとなっていた。 「あなたは……危険。そう、危険なのよ。まさか霊夢まであなたに夢中になるなんて。これ以上あなたを自由にさせたらどんな異変になるのか……いえ、これはもう異変よ」 紫さんは、私の背に手をまわすようにして抱きついてきた。心臓の鼓動を感じる。 「だからあなたは退治されるべきなの。でも巫女は動かない。だから私があなたを退治するわ。でも殺すのはかわいそうだから管理にしてあげる」 紫さんの脈動が早くになっていることに気がついた。 「もともとあなたは私の僕になってもらうためにここ(幻想郷)に連れてきたのだから、まぁ当然よね」 僕は嫌だなぁ、と正直に伝えた。 「生意気な人間ね。そんなに僕が嫌なら……嫌なら………………私の……………………………………………旦那様にな「ゆかりぃ~~?」 いったい何をどうやって来たのだろうか、霊夢ちゃんは突然目の前に現れ、紫さんを私から引っぺがした。 「私がいつ動かないって言ったのよ。なんなら今私が○○を退治するから!」 「ついに私の白楼剣が紫様のスキマをも断ち切る領域に……!」 「時空をねじ曲げてたら、いつのまにか○○の元にたどり着いていたわ」 「咲夜を追いかけてたら、なんかたどり着いたんだぜ」 「ちょっ、これまじ異変 ごめん、ふざけすぎた。しかもあんまイチャついてないね。 追記:環境依存文字の修正しました。 Megalith 2014/09/26 幻想郷に迷い込んで早数年。 ここでの暮らしにもすっかり慣れ、決して豊かな生活ではないが、多くの友に恵まれて私は充実した時を過ごしている。 たまに家族の顔を見に、霊夢さんに頼んで故郷に帰ることもあるが、それを除けば私はほぼ完全にこの異郷の地の住人である。 今日はその故郷からの帰りで、私は再びこの幻想の地に戻ってきたところだ。 「お帰りなさい○○さん。ご家族はお元気だった?」 出迎えてくれたのは、境内の掃除を済ませ、参拝客を待ちながらお茶をすする霊夢さんだった。 「疲れた顔してるわね。ちょっと待ってて、お茶入れてあげるから」 私に向けて座布団を放り投げた赤い巫女さんは茶碗を棚から取り出し、すでにぬるくなったお茶を私のために淹れてくれた。 私はバッグに詰め込んだお土産を机に広げると、それを食すため、霊夢さんも自分の分のお茶を再び淹れ直した。 「お~い霊夢! 特に用はないけどヒマだから遊びに来てやったぜ……って、いつの間に帰ってたんだよ○○。帰ってたなら私の所に顔を見せろよな……おかえり○○」 突然の来訪者、魔理沙さんは文句を垂れながら私の元に駆け寄ると、私の肩に頭を寄せるように座り込み、すぐ近くのお土産に手を伸ばした。 「霊夢! 私にも茶を淹れてくれ」 「悪いけど今ので最後よ。欲しいなら新しいのを買ってきなさい。欲しくなくても○○さんから離れなさい」 「そう。じゃあ○○のをもらう」 魔理沙さんは私から離れることなく、私の飲みかけのお茶をすすりながらお土産のケーキを口に放り込もうとし…… 「見たことのないお菓子ね。これは外の世界のケーキなのかしら?」 咲夜さんの口の中に放り込まれた。よく見たらお茶も消えていた。 「おい、それは私のだぞ! 泥棒はいけないんだぜ!」 「いつもあなたがパチュリー様の本を盗むのを見逃してあげてるのはどこのだれだったかしら? たまにはあなたの方が見逃してくれてもいいのではなくて? 八卦炉もくれなかったし……そもそもこれはあなたのではないでしょう? 快くお茶をくれる○○さんを少しは見習ったら?」 くれてません。と突っ込みたくなるのを抑え、私は時を止めて現れた新たな来訪者、咲夜さんに『ただいま』とだけ声をかけた。 「はい、お帰りなさい○○さん。帰ってきてたのでしたら、次からは我が主の館まですぐに挨拶に来てくださいね」 咲夜さんはそう言って、私に身を寄せる魔理沙さんの反対側に回り込み、同じように私に身を寄せながら座り込んだ。 「両手に花で嬉しそうねぇ○○さん。1回爆発しとく?」 『爆』と書かれた不吉なお札を構える巫女を確認した2つの花は、巻き込まれまいと早々と散り、他のお土産に手をつける。 それを見た霊夢さんは、自分のために淹れたはずの最後のお茶を私によこしてくれた。 「○○さん、そろそろ起きてください。もう鴉が泣いてる時間ですよ」 霊夢さんに揺さぶられ、私の意識に遅い覚醒が促された。どうやら私はうたた寝をしていたようだ。 視界には、まだ帰っていなかった魔理沙さんと咲夜さんの顔が大きく映っていた。 「ずいぶん長いお休みだったな。よっぽど疲れてたみたいだな○○。よだれが垂れてるぜ」 「フフフ……だらしない人ね」 咲夜さんはハンカチを取り出して私のよだれを拭うと、そのまま帰る支度を始めた。 「私はそろそろ帰るわ、おゆはん作らないといけないし。良かったら○○さんも館に来ない? ご馳走するわよ」 「○○さんが吸血鬼のご馳走になる、の間違いじゃなくて?」 (どちらかと言えば私の方をご馳走にしてほしいのだけれどね……) (同感だが草食動物だからありえないぜ……) 途中から小声になって2人の声が聞こえなかったが、しばらく空けていた家を確認したかった私はさっさと自分の家に帰ることにした。 「なら私の箒に乗ってけよ。家まで送るぜ」 「魔理沙、送り狼はやめてよね」 「本は盗んでも泥棒猫にはならないと信じてるわ、魔理沙」 「変な事を言うな!」 直接家には帰らず、私は魔理沙さんと一緒に夕食の食材を求めて市場に降り立った。 今日は魔理沙さんが私に料理を振る舞ってくれるそうなので、お言葉に甘えることにした。 もっとも、お金は私もちだが。 「何にしよーかなぁ……○○は何が食べたい? 肉? 魚? それともキノコか? ……おっ! あの鶏肉かなり安いぜ、あれにしよう!」 安売りされている鶏肉に気付いた魔理沙さんは嬉しそうに駆け寄り鶏に手を伸ばしたが、その手は別の鳥の手によって乱暴に弾かれた。 「○○さんは鶏をお食べになりませんよね~。それよりもほらっ、向こうのお魚屋さんに活きのいい美味しそうな秋刀魚がありましたよ~、あれにしませんか?」 射命丸文……鶏を守る鴉の少女はそう言いながら私に近寄ると、私の両の頬をグネグネと引っ張り上げた 「お帰りなさい○○さん。帰っていながら私に報告の1つも無しとは一体全体どういう了見なのでしょ~か」 幻想郷に帰ってきたばかりだというのに、報告の遅延を注意されたのはこれで3回目か。 ただいま帰りました。私はそう言って、頬を引っ張る文さんの手の甲に私の手を重ねた。 頬への攻撃を止めるよう促したつもりだったが、何を思ったのだろうか、文さん顔を赤くして、すぐさまに手を引っ込めた 「なんだよ文、おまえも私の料理が食べたいのか? 別にいいぜ、おまえの分の鶏からあげも作ってやるよ」 「○○さんにこの世の物とは思えぬおぞましい料理を食べさせないでください。秋刀魚にしましょう、ほらっ、○○さん秋刀魚ですよ秋刀魚っ! おいしいですよ~」 「いいや! 今日は鶏だ、鶏にするんだっ! そうだよな○○」 鳥の目の前で鳥を勧める魔理沙さんと、海無き大地で捕れる謎の魚を勧める文さんに服を引っ張られる私は、服を破かれる前に早々に決断をしなくてはならなかった。 私は魔理沙さんの頭を帽子の上からポンポンと撫で、秋刀魚の代金を支払うべく財布を取り出し、そして元いた世界のお金しか持ってきていなかったことに気付いた。 「ご馳走様でした!」 「……ごちそーさま」 なぜか文さんも私の家に上がることになり、先程まで私たち3人は同じ机を囲んで食事をとっていた。 すねた魔理沙さんの代わりに振る舞ってくれた文さんの料理を3人でいただき、後は体を洗って寝るだけになった私は、まだ機嫌が良くならない魔理沙さんを横目に風呂の準備に取り掛かった。 「……風呂に入るのか?」 魔理沙さんも一緒に入る? ……冗談のつもりで私はそう言った。 食器を洗っていた文さんに物凄く睨まれたような気がしたが、笑ってスルー。 そろそろ家に帰るよう2人にそう促したが、まだ居座るつもりのようだ。 それだけであれば結構なのだが、魔理沙さんの口から出てきた言葉はとんでもないものであった。 「じゃあ……背中流してもらおうかな」 台所で皿の割れる音が聞こえた。 「一緒に入るんだろ? ほら、早く風呂沸かしてこいよ……」 魔理沙さんの顔は真っ赤になっていた。文さんの顔は真っ青だった。 「なんでお前まで入るんだよ、狭いんだぜ、特にその羽のせいで!」 「○○さんが変な気を起こさないか見張ってるのですよ、ねぇ○○さん。さっきから視線が怪しいですよ」 混浴はマズイだろうとは思った。 しかし、物言わぬ魔理沙さんの目を見たら断りづらくなってしまい、若干の下心もあってか、なし崩しに背中を流すことになってしまった。いや、なってくれた。見張りもセットで。 2人はタオルを巻いていたが、それは非常に薄く、濡れた体にピッタリと張り付いてボディのラインをきめ細かく映しだしており、その内側に隠しているはずの肌の色は、わずかながら防ぎきれずに外部へと漏れていた。 我が家の浴槽は男1人で入るには十分すぎる広さであったが、そこに羽を生やした者も含む女性2人を入れてしまうと、どうしても体が触れざるをえない狭さだ。 今現在、私は2人の女性に挟まれている。 私の背中には文さんの胸があたっており、2つの足の間には魔理沙さんがちょこんと座っていて動けない状態だ。 「……どこ見てるのよ」 赤かった魔理沙さんの顔はさらに真っ赤になり、胸を両腕で隠しながらそっぽを向いてしまった。特にどこか見たつもりは無かったのだが。 「いいえ~見てましたねぇ~、特に胸の辺りを」 後ろにいるはずなのに私の視線をなぜか指摘できた文さんは、買い物の時より10倍以上の大きな力で私の頬を引っ張り上げた。どうやら妖怪の力を余すことなく全力でやっているようだ。 これ以上怒らせる前に私は逃げようとしたのだが、まだ逃がさんと体をつかまれてバランスを崩してしまい、あろうことか、唯一魔理沙さんを守っていた薄いタオルに手を掛けて思い切り引っ張ってしまった。 ……時が止まる。 「あっ………あぁ……………………あっあっ……………………!!!!!」 声にならない声を上げて泣く魔理沙さんに対して、自分も人とは思えぬ声で謝りながら大至急その場を脱出しようとしたのだが、悲劇……もとい、幸運助平は続き、復讐のつもりなのか、魔理沙さんは文さんが持つタオルを奪い取って自分の鎧にしてしまったのだ。 そして……私はそれを見てしまった。 ……再び、時が止まった。 文さんは一瞬凍りつき……爆発した。 「……………………っっ??!?! キャァァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」 「なにごとっ!」 「なっなに?! なにがあったの!!」 「」 「」 「」 「」 文さんの悲鳴。そして、突如現れた霊夢さんと咲夜さんの乱入によって、体を温めるためのはずの場所である風呂場に短い氷河期が訪れる。 「あなたからサイフを預かっていたのを思い出してね。夜に訪ねるのもどうかと思ったけど、なるべく早い方がいいと思って届けに来たのよ。んで、来てみて正解だったようね」 抜け駆けしようとするからこうなるのよ。霊夢さんは、魔理沙さんと文さんを交互に睨みつけながら自分がここに来た理由を説明してくれた。 「つい先程お嬢様がお目覚めになられたので、○○さんが外界からお戻りになられたことをご報告しましたら、連れて来いと……」 咲夜さんも呆れながら自分がここに来た理由を説明してくれた。たしか咲夜さんは、おゆはんを作ると言って帰ったはずだが、先程起きたということは、あれはレミリアさんにとっての朝食だったのか? 私は夜遅くにわざわざ来てくれた2人のためにお茶を出そうと棚をあさっていたが、体が冷えたせいか、思いがけず大きなくしゃみをしてしまった。 「あらあら……湯冷めしちゃったのかしら。湯船にゆっくり浸かれなかったようですし。もう一度入り直しませんか? 紅魔館にいらしてくれれば、何十人でも入れる大きな大きなお風呂でお背中を流してさしあげますよ」 騒動の2人から冷やかな視線を送られて少したじろいだ咲夜さんだったが、構うことなく、今の季節には少し早いコートを私に着せようとした。 仕事は明後日からなので、少しの夜更かしを決め込んだ私は霊夢さんにお礼を言い、そのまま出かけることにしたのだが…… 咲夜さんは霊夢さんに引き止められ、新たな騒動を予期する言葉を投げかけられていた。 「ねぇ咲夜。私もそのでっかいお風呂に入れさせてくれない? できればみんなで一緒に」 続きません。
https://w.atwiki.jp/utauuuta/pages/1066.html
いないいない、【登録タグ い 曲 毎夜P 雪歌ユフ】 作詞:毎夜P 作曲:毎夜P 編曲:毎夜P 唄:雪歌ユフ 曲紹介 その猫をおいていくなんてとんでもない。 歌詞 (PIAPROより転載) とても寒い 冬の朝に 雪の音がして 目が覚めたの 君のくれた ふとんを出ると 温かいご飯と 僕ひとり ねぇ これ昔 流行った遊び? もう 隠れたって 驚かないよ しょうがないな ちょっと 寒いけれど どこまででも 探しに行くよ 明日 残った足跡を 見失っても きっと どんな暗い夜も 見つけてみせるから いつか しまったキャンバスを 覚えているなら あの日みたいに また僕を 描いてくれるかな いつの間にか 眠ってたみたい 夢見たのは 懐かしいぬくもり 昔 二人遊んでは 笑っていたのに 今 触れる君はなんで 泣いているのかな ああ 僕に出来ることは 少しも無いけれど とっておきの 変な顔 笑ってくれるかな コメント ペット屋で流したらいい啓発になりそう! -- 名無しさん (2014-07-09 05 50 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/182.html
■ハーレム? 1 ふと、寝苦しさに目が覚める。 確か、昨夜は宴会をして、酔い潰れて寝てしまったのか。胡乱な頭で記憶を辿る。 そして気付く。すぐそばに何者かの気配。 というか右腕が重い。 何かと思って見てみたら、そこには萃香が寝ていた。俺の腕を枕にして。 姿は少女…いや幼女。 その寝顔も幼い。 異なることは頭の角。彼女はこの地で一二を争う実力者、鬼だ。 ……こうして見ていると信じられないがな。 そしてようやく気付く。 左腕も動かない。そしてなにやら柔らかい。 大体予想はつくが顔を向ける。 目が合った。いや、眠っているので実際は合ってないが。 綺麗な黒髪、あどけない寝顔、穏やかな寝息。 一人の少女が、俺の腕を抱えて眠っていた。 射命丸文。この少女が今度は天狗だというんだから、わからないものだ。 しかしこれでは寝苦しいわけだ。身動き一つ取れない。 でもまあ、こんな幸せそうな寝顔を崩すこともあるまい。俺ももう一眠りしよう。 でも、一つだけ愚痴らせてくれな。 「酒臭ぇ……」 ゴスッ!!! 右から小さな拳、左から細い膝が体にめり込む。 ああ、俺が、悪かっ……(ブラックアウト 2スレ目 382 ─────────────────────────────────────────────────────────── … …… ………うぷっ… も、もう飲めない… 「萃香…文…もう、帰っていいか?さすがにもう飲めないよ…」 「「だめ(だよ)(です)」」 「今日はとことん付き合うって約束したのは○○じゃないの。私たちがいいって言うまでだめだよ」 「そうですよ。麻雀で負けたら酒に付き合ってやるって言ったのは○○さんですよ」 「うう…にしても限度があるだろ…これで一升瓶何本空けたんだ…」 「ええーっと…23本ありますけど…」 「紫に頼んでいくつか処分してもらってるからもっと飲んでるでしょ」 「…絶対飲みすぎだろ…」 「何言ってんの?まだまだ足りないよぉ~」 「まだ序の口ですね」 「…ありえねぇ…」 ちなみに僕がこの二人に付き合う羽目になった原因である麻雀だが… もともと、紫も入れてやって僕が二人より下位になったら何でも言うことを聞くというルールで始めたその麻雀。 …南三局と南四局を回想してみよう。 南三局 親 萃香 「うーんと…⑨捨てっ」 「悪いな萃香、それだよ。ロン!立直、平和、純チャン、二盃口、ドラドラ。三倍満の24000だ」 一一二二三三①①⑦⑦⑧⑧⑨ ロン⑨ 「えぇーっ!?今日ツキすぎだよ○○…」 「ハッハッハッ、二位と9万点差でトップか。もう勝ったも同然だな」 「まだわかりませんよ。勝負は時の運とはよく言ったものですから」 南四局 親 ○○ 「うーん…發を捨てないと役が進まないな…」 四四四五五五六六六④⑤⑥發 ツモ④ 「よし、發を捨てて立直だ!」 「「ロン!」」 「…え?ダブロンかよ…」 「大三元、役満です!」 一二三④④白白白發發中中中 ロン發 「まぢかい…これで文には抜かれたのか…」 「国士無双、役満だよ!」 一九①⑨19東東南西北白中 ロン發 「え゛っ…萃香も役満かよ…って役満のダブロンってことは-68000…負けた…」 「「やったーっ!!」」 「あらあら、○○ツいてないわねぇ」 「全くだよ…トホホ…」 … …しかし、本当に役満のダブロンなんてあるんだな… …ハァ…気持ち悪くなってきた… 「○○さんの盃がぜんぜん減ってないですねぇ」 「こらぁーっ、○○ーっ、どんどん飲めぇーっ、キャハハハハハハ」 「おい、萃香やめろって。もう勘弁しt、ガババゴボゴボ…」 「盃に注ぐのもまどろっこしい、ラッパで行けーっ!」 「一気!、一気!、一気!、一気!」 「ガバババ、やめてくrゴボボボ、もういいかrゴボッゴボッ」 「キャハハハハハ、もっと飲め飲めぇーっ!」 「○○さん、今日は昼まで飲み明かしますよぉーっ」 「ゴボッ、ゴボッ…がはぁっ…ハァ、ハァ、ハァ…」 結局この幻想郷の大酒豪二人に囲まれて(半ば強制的に)飲まされた○○は、急性アルコール中毒で3ヶ月ほど寝込む羽目になったという… あとがき はい、"駄作製造機"30人目です。 今回は…イチャってません(ダメじゃん 多分萃香&文に酒に誘われたらこうなるのかな?って思って書いてみたんですが…うん、微妙。 261 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○ーっ」 「ん?なんだい、萃香?」 「これから文と一緒に一杯やんない?」 「文と?」 「そうそう、知ってると思うけど文ってお酒強いからね。多分持ってくるお酒も美味しいよ」 「なかなか魅力的な話だな…だが断る」 「えぇーっ、何で?」 「この前麻雀で負けて飲まされたときにそのあと3週間急性アル中で寝込んだからな、お前らと一緒に飲むと癌やら肝硬変やら起こしかねない」 「別にいいじゃん、○○が飲む量を調整すれば」 「…前回はお前らが無理やり飲ませたんだろうが…」 「ん~…忘れた」 「ぉぃ…」 「じゃあこれから飲みにいくことで決定ね。さぁ行こうか!」 「いや、僕はまだ了承してない…」 「知らん!早く行こう!」 「…おっとそうだ、今日は早く帰らないといけないんだ!じゃあな、萃香!(逃走)」 「あっ、逃がすかーっ!酔夢『施餓鬼縛りの術』!」 「うわっ、鎖が巻きついて…ち、力が…抜けて…(へなり)」 「へっへーん、捕まえた~♪(引き寄せ)」 「うぅ…痛っ!萃香…引きずらんでくれ…」 「さぁ!飲みに行こうか!」 「いやーっ!攫われるーっ!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「文~、お待たせ~♪」 「遅いですよ、危うく先に飲んでしまうところでした」 「ゴメンゴメン、今日は○○も連れてきたから(親指立て)」 「…グッ(親指立て)」 「「ふっふっふっ」」 「…帰りたい…」 「さて、今日はスピリタスっていうお酒を持ってきたんですが…」 「スっ、スピリタスって…人間界では世界一アルコール度数が大きいお酒…確か96度…」 「おぉ、いいじゃん。早速飲もう飲もう!」 「か、勘弁してくれ…」 「さぁ、○○、グビッと逝こう(盃になみなみ注いで)」 「ムリムリムリムリ!絶対ヤヴァイって」 「○○さ~ん…せっかく私が持ってきたのに飲んでくれないんですか?(上目使い)」 「うっ…でも前みたいにアル中で寝込むのは勘弁…」 「○○さ~ん…(潤み目)」 「うっ……わかったよ…飲みゃいいんだろ…」 「おっ、そうこなくちゃ!さぁさぁ飲んだ飲んだ!」 「うーん…(グビッ)」 「おぉ…流石○○、一気飲みで逝った!」 「…ッ!!!!!!!!!!ゲホッゲホッ」 「だ、大丈夫ですか!?○○さん!」 「の、喉が…焼け…ぐぁぁっ…」 「うわぁー…そんなに強いのかね?このお酒」 「○○さんが言うには人間界最強のお酒とか…」 「ゲホッゲホッ…うぐっ…がはっ(吐血)」 「「!!!!!」」 「ぐ…(倒れ伏す)」 「ちょっ、○○さん!?大丈夫ですか?しっかりしてください!」 「ちょっとこれヤバイんじゃない!?早く永遠亭連れて行こう」 「は、はい!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ -永遠亭 永琳の研究室- 「急性の脳溢血ね…どれだけ飲んだかは知らないけどかなり危ない状況よ」 「えっ!?死ぬかもしれないんですか?」 「最悪の場合ね…出来るだけの処置はするけど…今夜が峠ね…」 「うぅ…○○…」 「わ、私が…こんなお酒を持ってこなければ…こんな事には…」 「違うよ、文は悪くない。私が無理に誘ったから…」 「はいはい、二人とも罪の被りあいはまだ早いんじゃないかしら…ってどんなお酒を飲ませたの?」 「えっ?スピリタスというお酒を…」 「…ストレートで?」 「うん、しかも一気飲み」 「…ハァ…人間がそんな強いお酒を一気飲みしたらどうなるかぐらいわかるでしょう?確かに○○は酒に強いけどあなた達と違って弱い人間なんだから…」 「「は、はい…」」 「スピリタスは人間界では果実汁と混ぜてカクテルで飲んでいるのよ。ストレートで飲むだけでも危ないのにましてや一気飲みなんてもっての他よ」 「「…はい」」 「まぁ、薬が効いてくれれば助かるけどね…しばらく○○にはお酒を飲ませないで」 「「…わかりました…」」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ん…」 「あら、目を覚ましたわね。もう大丈夫ね」 「あれ、僕は一体…てかなんでこんなところにいるんだ?」 「あなた、スピリタスをストレートで一気飲みしたそうね」 「うっ…あれは…その…」 「わかってる。文と萃香に無理やり飲まされたんでしょ?」 「…はい、まぁ…」 「でもねぇ…あなたもいけないのよ。一気飲みするなんて」 「…スミマセン…早く飲めば大丈夫かな?って思ってしまって…」 「全く…女の子の前でいいとこ見せたいのはわかるけどもう少し考えてね」 「…返す言葉もありません…」 「二ヶ月はお酒を飲んじゃだめよ。もし飲んでしまったら再発の恐れがあるからね」 「…ハイ…」 「「○○(さん)!!」」 「ん、文と萃香か…すまないな、心配させてしまったようで…っておわっ(抱きつかれ)」 「良かった…生きてて…(ぎゅーっ)」 「死んだら…許さないんだから…(ぎゅーっ)」 「ちょっ…君たち…苦しいって…」 「あらあら…モテる男は辛いわね…」 「そんな、ちょっと永琳さん…助けてくださいよ」 「うーん…拒否」 「ハハハ…はぁ…」 あぁとぉがぁきぃ(黙れ ども、駄作製造機の二つ名がピッタシ当てはまる30人目です 今回のは前回の続きっぽいものです。 ~チラシの裏~ 実は先日、スピリタスの一気飲みをマジでやった先輩が脳溢血で死にそうになったから…このネタは不謹慎なんですけどね… その先輩は…自分の住んでいる地域では一番酒に強いって言われてましたから… 皆さんもスピリタスに限らずアルコール飲料の一気飲みはなるべく控えてください… ~チラシの裏~ 287 ─────────────────────────────────────────────────────────── ―その後、さすがに脳関連の病気だったということで、 大事をとってしばらく永遠亭に入院(?)することになった。 …なったのだが…、 文「あ、食事ですか? なら私が持ってきますよ」 鈴仙「え、でもこれちょっと食べ方が特殊な…」 萃香「はい○○、薬とお水」 ○○「いや、それ座薬だから、つかどこから持ってきたそんな毒々しい色のやつ!?」 必ずといって良いほどどっちかが見舞いに来ている。 …内容はご覧のとおりだが。 てゐ「…男冥利に尽きる?」 ○○「場合によるよ…」 まあ、これもあれだ、 永琳「本当は頭の良いこの二人がここまでねぇ… 恋は盲目とはよく言ったものね」 ということだろう。 文「あれ!? ○○さんが泡吹いてますよ!?」 萃香「うわ~ん、えーりーん!」 …だから天国のばあちゃん、向こう岸からそんなイイ笑顔で手振んなや、頼むから。 …(。∀ ゚)アレレ? ぶち壊しスマソorz 290 ─────────────────────────────────────────────────────────── 少し早い(?)けどクリスマスネタをば …そういえば今日はクリスマスだったな…今日の酒盛りはあの二人にプレゼントでも持っていってあげよう。 うーん…何がいいのかな? 萃香には…何がいいんだろう… 文には…うーん…… … …… ……… …………そうだ! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ -酒盛り会場(○○自宅)- 「「「乾杯!そしてメリークリスマ~ス!」」」 「まぁ、クリスマスとか関係なしにいつも結構飲んでるけどな…」 「○○さん、そこは突っ込んじゃ駄目です」 「カタイ事言うなっての。今日は朝まで飲むぞーっ!」 「ちょっと待った、今日はクリスマスだ。だから二人にプレゼントを用意したよ」 「「えっ?」」 「ちょっと待ってて」 「なになに~?」 「○○さん、早く見せてくださいよ」 「まずは、萃香からだな」 「なんだろう…ん?毛糸の…帽子?」 「…なんか穴が開いてません?」 「萃香、君には角というものがあるだろうが…まぁ、かぶってごらん」 「おぉ…あったか~い♪」 「僕の手製だ。今日の昼からずっと編んでたんだよ。間に合って良かった」 「○○、ありがとうっ!(抱きつき)」 「おわっ、おいおい喜び過ぎだって…(頭撫で)」 「ん~♪」 「あ…萃香さんいいなぁ…」 「さて、次は文だな」 「何なんでしょう…(ワクワク)毛糸の…手袋ですか」 「新聞配達のときに使うといいよ。この時期は文ほどの速さで飛ぶととても寒いだろう。もちろん僕の手製だよ」 「○○さん…嬉しいですっ!(飛びつき&抱きつき)」 「おぅっ、文も過剰に喜びすぎだよ…やれやれ…(額をこつん&撫で)」 「う~…○○、私も撫でてよ!」 「駄目です。今は私の番ですから。んふふふ…」 「…猫みたいだな…烏だけど…(顎撫で)」 「んゅ~…ごろごろ…」 「おいおい…」 「あーっ、文やりすぎだよっ!むーっ!(抱きしめ)」 「あっ、負けませんよ萃香さん!(抱きしめ)」 「うーん…参ったなこりゃ…」 -その状態で一刻…- 「そうだ、私たちも○○さんにプレゼントをあげましょう」 「うん、そうしよっか!」 「おっ、なんだろなぁ…」 「ふふふ…○○さん、目をつぶって下さい」 「で、ちょっとしゃがんでよ」 「わかった…はい、いいよ」 「「ちゅっ(両頬にキス)」」 「ッ!!」 「…ふぅ、いいよ(真っ赤)」 「…ふふっ、恥ずかしいですね(赤らめ)」 「…うん、最高のプレゼントだったよ…さて、宴会の再開と行こうか!」 「うんっ!」 「はいっ!」 聖夜の夜…その家は翌朝の光が差し込むまで騒ぐことをやめなかった… あとがきですたい(何故博多弁? ども、クリスマスは家で一人で妄想を繰り広げる予定の"音速駄作製造機"30人目です。 今回はクリスマスということで、いつもの二人に主人公がプレゼントをする…といった設定の下、書きました。 「俺の萃香はこんなんじゃねぇ!」、「私の文はこんなものじゃないわ(?)」という方は…その文句をぜひSSにぶつけてください(何 -クリスマスツリーの裏- 290氏、どんどん幻視しちゃって下さい。僕が書くよりも名作が生まれますのでw …実はこの酒豪コンビのSSをシリーズ化しようと考えていたりする… -ここまでクリスマスツリーの裏- 310 ─────────────────────────────────────────────────────────── 文 「あ、そういえば永遠亭の皆さんからもプレゼントが届いてるんですよ」 萃香「へえ、なになに?」 文 「永遠亭一同の連名で…私たち3人にですね。中身は…」 ガサゴソ ○○「…マフラー?」 文 「でもそれにしては…」 萃香「何か…長い…」 「これで3人、暖かな冬をお過ごしください。永遠亭一同・代表鈴仙」 文 「って言われても…」 萃香「無駄に長いマフラー1本でどうやって…?」 ○○「まさかどこぞのカップル用マフラーみたくこの1本を3人の首に巻いて…とk(顔真っ赤)」 文 「ああ…(イイ笑顔)」 萃香「なるほどぉ…(イイ笑顔)」 ○○「あー、うー…(汗)」 文&萃香「「○○ー(さーん)(はぁと)」」 ○○「あー、多分すごく恥ずかしいと思うんだが…だめ?」 文&萃香「だめー(はぁと)」」 文 「お披露目は新年の宴会のときにしましょうか」 萃香「あ、いーねー。それなら…」 ○○「おーい…」 文 「あ、じゃあ今使い心地を試しておきましょう!」(抱きつき) 萃香「さんせーい」(抱きつき) ○○「え、今? いや暑いから、確実に暑すぎるから、ね?」 文&萃香「だめー(はぁと)」」 ○○「あー…(赤面)」 鈴仙「てゐー、この前あんたが名前を貸してくれって言ってたあのプレゼント、 結局中身なんだったのー?」 てゐ「新年が楽しくなるものですよー」 …ではいつもの (。∀ ゚)アレレレ? 315 ─────────────────────────────────────────────────────────── 最近…思いっきり過疎化しましたね… 「ここの掃除はこれで終わりだな。さて次は台所だ」 「○○さんの家は毎回酒盛りに使ってますからね」 「ぱっと見は結構綺麗だけど…よく見ると汚れているところがあるしね」 「まったく…今年は365日中310日酒盛りをやったからな…」 「えっ?そんなに少なかったの?」 「うーん…まだまだでしたね」 「ぉぃ…」 というわけで、今僕はいつもの二人と家の大掃除をしている。 三人寄れば文殊の知恵だっけ?そんなような言葉もあった気がしたから二人に手伝わせることにしたんだが… 「○○~?埃を萃めておいたよ」 「おう、サンキュ…っておい!こんなところ(居間)に集めずに外でやってくれ!」 「○○、埃は外へ出したよ」 「そうか…ってこらぁっ!玄関先に捨てても何の意味もないだろ!」 …萃香のやることはワザとなのかよくわからないが…どっか抜けている… 結局そのおかげで二度手間なのである… 「○○さん、これはここでいいですね」 「おう、すまないな」 …文は結構気が付くほうなんだがな… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ふぃ~…ようやく終わったな…」 「お疲れ様でした」 「ふーっ…掃除って疲れるねぇ」 「…萃香は結局は何もしなかったろうが…」 まぁ、二度手間が重なっても面倒なので…萃香には途中から外れてもらっていた。 「ふふふ…で、○○さん、約束ですよ」 「そうそう、家の手伝いをしたら一緒におでかけをするって約束だよね」 「…そんな約束したっけなぁ…?(目逸らし)」 「「○○(さ~ん)、や・く・そ・く」」 「…わかったよ…はぁ…」 「じゃあ永遠亭からもらったマフラーを着けていきましょうか(ニヤリ)」 「おっ、いいねぇ(ニヤリ)」 「いやちょっと待て、本当に外であのマフラーを使うのか?(滝汗)」 「「当然(です)♪」」 「…どうしても?(げっそり)」 「「どうしても(です)(はぁと)」」 「…逃げるか…(脱兎の如くDASH!)」 「あっ、逃がすかぁーっ!」 「待って下さい○○さん!」 「待てといわれて待つ奴はいないっ!逃げろーっ!」 「むぅーっ、酔夢『施餓鬼縛りの術』!」 「ぬぁっ、鎖がっ!?ち、力が…」 「へっへ~ん、捕まえたぞぉ~♪」 「…なんだか即視感(デジャヴ)を感じるんだが…」 「多分作者がネタに詰まったんでしょう。後でお仕置きですね♪」 「…そういう裏の話はしないように…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「うう…恥ずかしい…」 結局3人用の長いマフラーを着けて出ることに… しかもそれだけでも恥ずかしいのに二人が○○に密着して腕を組んでいるから恥ずかしさ倍増なのである… しかし、やはり3人でマフラーを着けるには…身長差という敵が… 「く、苦しい…(頸部圧迫中)」 「あったかいね~、これからはずっとこれだねっ!」 「心も体もぽっかぽかです♪」 「ううーっ…(圧迫度増し)」 「○○さんも暖かいですよね?」 「○○~?もちろん貴方も暖かいよね?」 「…きゅぅぅ…(落ちた)」 「○○?おーいっ」 「○○さ~ん?生きてますよね?」 「ぶくぶくぶく(泡吹き)バタンキュー(倒れ)」 「きゃあっ!?○○さん、しっかりしてください!」 「早く永遠亭に連れて行こう!」 「はいっ!」 -永遠亭 永琳の部屋- 「…まったく、3人用のマフラーを着けるのはいいけど外の二人が引っ張り合ったら真ん中の人は苦しいに決まってるじゃないの…」 「「しゅーん…」」 「心配しなくても○○は"落ちた"だけだからもうすぐ目を覚ますわ」 「よ、よかったぁ…」 「…あの、○○さんが起きたら…周りの世話は私たちがやっていいですか?」 「ええ、かまわないわ。○○もそのほうがいいと思うわ」 「「やったぁ!」」 「ふふふ…○○も大変ねぇ…二人の恋女房に押しかけられて…」 さてと、世話するシーンは他の人に(特に 315氏に)任せるとしますか…(ぉぃ しかし…最近ネタがマンネリ化しつつあるなぁ… 「そのことについてお話があるんですが(怒)」 …あ、文… 「ちょっとこっちまで来てくれませんかねぇ(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)」 …THE 脱兎!(逃走) 「逃がしませんよ!疾風『風神少女』!」 うわちょっとまt…ギャー 329 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○「いや、任されてもっ!?(がばっ!)」 文 「あ、起きましたね」 ○○「え…? ああ、ここは永遠亭か…」 萃香「よかったぁ…。でも、任されるって何を?」 ○○「え、あー…いや、何か知らない場所でパソコンいじってる誰かがいてさ、 そいつと電波っつーかチャンネルがつながったって言うか…」 文 「…」 萃香「…」 (´;ω;`)ぶわっ(×2) 文 「かわいそうに、酸素欠乏症にかかって…」 萃香「うあーん! 私達のせいだー」 ○○「いや待て待て、俺正常だから、まともだから、真面目だから、無事だから! つか俺はどこぞのニュータイプの父親か!?」 文 「真面目な顔でそんな話ができる時点で手遅れなんです! てゆーかニュータイプって何ですか!?」 萃香「うあーん!! 手遅れー! ○○がバカになったー!」 文 「落ち着いて、バカはもともとです!」 ○○「…ああ、わかっててやってるのか(落ち着き)」 文 「…ち、耐性ができてきたみたいですね…(悔しげ)」 萃香「つまんないなぁ…(がっくし)」 ○○「あのな…(ひきつり)」 文 「ともあれ大事をとるにこした事はありません、今日は休んでてください」 萃香「私達が世話するから、大船に乗った気でいなよ」 ○○「大きな泥舟じゃあるまいn」 萃香 文「何か言った(言いましたか)? ○○(さん)」(←イイ笑顔) ○○「イエナニモ(ガタガタブルブル)」 萃香「私達だってそうそう何度もへまはしないよ。…はい、あーん」 ○○「あー、むぐむぐ…。いやそれはいいんだがさ、単なる気絶で こういうことまでする意味あんの?」 文 「…いやですか?(ごそごそ)」 ○○「いやじゃないけど大げさって言うか、別に一人で食えるっつーか…。 …いやちょっと待て文、何で俺の服を脱がす?」 文 「体を拭こうと思っただけですよ? この前(入院したとき)だって やったじゃないですか」 ○○「え!? いや待てマジ? いつ!?」 萃香「あー、それやろうとしたら○○が恥ずかしがって抵抗したから、 永琳が睡眠薬使ってその間にやってたんだよ」 ○○「!!?」 文 「ま、細かいことは沖になさらず、さ、脱いで脱いで(ハァハァ)」 ○○「いやなんか鼻息荒いから! 怖いから!」 萃香「覚悟を決めろー(フゥフゥ)」 ○○「いやぁぁぁぁぁっ!!??」 鈴仙「師匠、○○さんの部屋から久々に絶叫があがってますけど」 永琳「ほっときなさい、どうせバカップルの戯れだから」 鈴仙「いえ、何かてゐがカメラとマイク持ってその部屋に…、 お正月宴会のいい話のネタだとか言って…」 永琳「…連れ戻してきて」 鈴仙「ラジャ」 萃香「あ、じゃあ寒くないように暖かさを萃めとこう」 ○○「言いつつ何故布団に入ってくるかな!?」 文 「熱を逃がさないためです」 ○○「かえって暑いわぁぁぁぁっ!?」 鈴仙「師匠、てゐが今度は盗撮用小型カメラを…」 永琳「捕まえて、私はてゐの部屋のそういう機器を破壊しとくから」 鈴仙「いえ、もう捕まえときました」 永琳「ならてゐの目の前で壊しましょうか」 てゐ「ひどっ!?」 てるよ「○○ー、なぜかあんた宛にメールよー」 ○○「うーす…(げっそり)何々…『これが限界、ごめんなさい by315』…何これ」 てるよ「私が知るわけ無いでしょ、あ、更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」 ○○「???」 てるよ「どうでもいいけど両手に花ね」 ○○「…(赤面)」 萃香 文「○○~(さ~ん)…(すぴー)」(←しっかと両側からホールド) (。∀ ゚)アレレレレ? つか長ぇよorz 333 ─────────────────────────────────────────────────────────── あけましておでめとうございます(ぉぃ ずぞーっ、ずぞぞーっ …ふぅ…年越し蕎麦が美味いなぁ… しかし…あの二人が飲んで年を明かそうって言ってこなかったのが不思議だなぁ… 絶対誘ってくると思ったんだが…まぁ、一人で静かにやるのもそれもまた一興だな… ふぅ… …お、眠くなってきた。 水道水(酒の銘柄)を飲みすぎたかな…? ちょっと寝るか… 初詣は明日の昼にでもゆっくりと行k…(zzz… ……………… ……ん?朝か… …なんか暑いような…?ってうをい!文!萃香!いつの間にお前ら入ってきたんだ? 「zzz~♪」 「zzzzzz…」 っていっても…寝ているのか… …まいったなぁ… トイレにも行けやしないぞ…(Wホールドで固められてる+足まで巻きつけてる) … …… ……… …………起こすか… 「おい、文、萃香、朝だぞ」 「んみゅ~…(寝ぼけ)」 「んむ…(ネボケ)」 「おいこら起きろって。雑煮食べるぞ」 「……んふ♪(抱きつき+押し倒し)」 「っておいこら文!寝ぼけるなっての!」 「……えへへ~♪んむ…(覆いかぶさるようにKiss!)」 「むぐっ!?んーっ!むーっ!ぷはっ!す、萃香…お前寝ぼけすぎ…(赤面)」 「……ん~っ…(頬擦り×n)」 「…ぉ~ぃ…」 「…ん…(頬にKiss×n)」 「…これを誰かに見られたら…恥ずかしい…(あきらめ)」 ……………… 「…はぁ…なるほど、つまり朝の3時頃に僕の家に来て飲もうと思っていたけど僕が寝てたから一緒に寝たと…」 「そうなんですよ」 「○○さぁ、寝るの早すぎなんだよ」 「僕は毎年寝正月を決め込むって決めているんだから…まぁ、飲み正月でも良かったけどな…はむ(餅食べ)」 「私たちは1時ごろから二人で飲んでいたんですけど…やっぱり○○さんがいないと…張り合いがないんですよ。む、結構伸びる(餅食(ry)」 「そうそう、やっぱり○○がいないと話が盛り上がらないね。くちゃくちゃ(餅(ry)」 「そうか…で、僕はこれから初詣にでも行こうと思っているんだが…一緒に「「行くーっ!(行きますっ!)」」…まぁ、そうだよな」 「あのマフラーを着けて「却下」なんでですかぁ?(涙」 「この前死にそうな目にあったのは他でもないこの僕だっつぅの…」 「ねぇ~、○○~…(涙目+上目遣い」 「着けていきましょうよぉ~(涙目+上(ry」 「いやちょっと待て、そんな目で僕を見ないでくれ」 「「ねぇ~(はぁと)(顔近づけ」」 「…わかったよ…はぁ、僕って弱いなぁ…」 「「やったぁ!」」 -博麗神社- 「あら○○さん、ラブラブね」(紅白) 「おやおや、目も当てられないぜ」(白黒) 「…いつか私も魔理沙と…」(七色) 「…えーっと…目の前のバカップルを無視する方法は…」(パチュ萌) 「仲睦ましいことですね」(みょん) 「まさに両手に花ね~」(ゆゆ) 「…てゐの言ってた正月が楽しくなる物って…これかぁ…」(饂飩) 「…あの三人も懲りないわねぇ」(えーりん) 「…さて、盗撮の用意を…」(詐欺兎) 「も、妹紅っ!私たちもあれをやるぞ!」(けね) 「えっ、ちょっ、何を言って、慧音…(赤面)」(もこ) 「咲夜、私にもあのマフラーを用意しなさい。霊夢とやりたいから」(う~) 「お、お嬢様…私は…お嬢様と…くぅっ!(血涙+鼻血)」(瀟洒) 「…うわぁ、みんな見てるよ…なぁ二人とも、やっぱりやめな「「駄~目っ(です)(はぁと)」」…はぁ…」 「どうせならもっと見せ付けてやりましょうよ(腕組み+体密着)」 「そうそう、みんなが嫉妬するぐらいね(腕組み+体(ry)」 「「「「「「「「「「「「「おぉ…」」」」」」」」」」」」」 「いや、勘弁してくれないか…(真っ赤)」 「「いや(です)(はぁと)ちゅっ(両頬にWkiss)」 「「「「「「「「「「「「「おおーっ!!!」」」」」」」」」」」」」 「はぅ…(ゆでだこの如く(ry)」 あとぐゎき(ぇ どうも、音速駄作製造機の30人目です。 今回は…正月をテーマに露骨にもほどがあるイチャイチャぶりを発揮させて見ました 最初の場面…あわやネチョになるところだった… 妄想をふっとばし、理性をギリギリまで保って作った作品ですw あ、37氏、どうぞ続きをお願いしm(百万鬼夜行 376 ─────────────────────────────────────────────────────────── 霊夢「あら○○さん、この前はすごかったわね」 魔理沙「お、○○、その後あいつらとはイチャイチャしてるか?」 アリス「こ、今度意中の人と仲良くなる秘訣とか教えてくれない?」 ○○「てな感じで、あれから会う人会う人にからかわれまくってるんですよねぇ…」 永琳「まあ、しょうがないわね。…最後のはちょっと微妙だけど」 ○○「これというのも鈴仙があんなものを送ってくるから…」 永琳「あら? あれを送ったのはてゐよ? 鈴仙は名前を貸しただけ」 ○○「そうなんですか? あの詐欺兎…!」 永琳「ちなみに編んだのは私」 ○○「あんたですかいっ!」 ○○「迷惑って訳でも無いですけど、さすがに恥ずかしいですよあれは…」 永琳「まあ、いいんじゃないの? そのうち慣れるわよ …慣れないなら慣れないで、いつまでも初々しいって事でいいと思うけど」 てるよ「助けてえ~り~ん、ノーパソの容量が~」 永琳「だからデスクトップを主にしてくださいと…。追加のハードディスクが向こうの部屋にありますから!」 てるよ「ありがとえ~り~ん」 ○○「今の手際…慣れは慣れでもいやな慣れですね…」 永琳「どこでもパソコンできるからって手放さないのよ…あのノートパソコン」 ○○「真性ニート…」 永琳「あなたはああはならないでね、あの二人のためにも」 ○○「はい」 永琳「じゃ、これ今回分の肝臓の薬。一日一回飲むように」 ○○「どうm「○○肝臓病気なの!?」…って、萃香?」 萃香「どういうこと永琳、何で隠してたの!?」 ○○「いや、別に病気じゃ…つかどこから?」 萃香「ずっと○○の回りに散ってた! でも薬って!」 ○○「まとわりつかれてたっ!?」 永琳「落ち着きなさいな、本当に病気じゃないわ。それは予防薬よ」 萃香「予防?」 永琳「○○は酒に強いわ、酔う酔わない以前に、内臓の面でね。 でも、それはあくまで人間の域。…それは分かってるでしょ? 去年のスピリタス一気飲み事件とか」 萃香「あ…うん」 永琳「何事にも限界はあるのよ。でも、彼はあなた達との酒を楽しみたかったの 酒豪であるあなた達との酒をね。…で、頼まれたのがその薬」 萃香「これ?」 永琳「肝機能を助けて、肝硬変とかの発症を可能な限り防ぐ効果があるわ あなた達と張り合うほど…とまでは行かないけど、少なくとも今までよりは 酒に強くなってるはずよ。…さすがにあのときのような無茶は無理だけどね」 萃香「…」 永琳「あの事件以後あなた達もセーブできてるようだから大丈夫とは思うけど… まあ保険のようなものよ。まさか大好きな酒で思い人を亡くしました なんてのはいやでしょ?」 萃香(こくこく) 永琳「彼も、そう思ってるわ。そんな思いをあなた達に抱かせたくないから、 内緒で今回の事を頼んだの。…もし応えてあげるなら、これから変に お酒を制限するより、いつもどおりに楽しむ事。彼はそれがしたいから こんな事をしてるんだからね」 萃香「うん」 ○○(赤面) 永琳「ただし、変に制限はしなくて良いけど、節度は守ること。 この前みたいな事にならない様にね。…まあ、今の時点でそれが 出来てるあなた達なら問題ないでしょうけど」 萃香「うん! …よ~し今日は帰って宴会だ! ○○んちで新年会だ! 飲むぞ~!」 ○○「お~う!」 永琳「ふふ、これなら心配なさそうね」 夜 萃香「え~り~~~~ん!!(泣)」 文 「○○さんがまた倒れました~~~~~!!!(泣)」 えいりんは つくえに あたまをぶつけた! えいりんに 35の ダメージ! 永琳「あなた達ねぇ…(汗)」 永琳「さっき話してたばかりなのに…今度は何したの?」 文 「えっと、その…」 萃香「鼻血出して倒れた」 永琳「何やったのあなたたち!?」 ○○「う~ん、う~ん、もやが…ピンク色のもやもやした何かが…」 鈴仙「○○さんどうしたんですかね」 てゐ「何気に満ち足りた顔してるし」 378-379 ─────────────────────────────────────────────────────────── …○○気絶中… 永琳「で、どうしてこうなったのかしら?」 文「それは…その…(真っ赤)」 萃香「あ、あのね…(真っ赤)」 ~回想~ ○○「うー…酔ってきたかな…」 萃香「あははははは!○○ペース落ちてるよーっ!(激酔)」 文「ほらほら、もっと飲みましょうーっ!(爆酔)」 ○○「…ははは…まだマシか…」 萃香「いやーっ、暑いねぇ」 文「私も暑いです…」 ○○「そりゃあ…そんなに飲むからだろ…っていっても僕も暑いな…上着を脱ぐか…」 萃香「おっ、○○のストリップショーか?」 文「いいぞー、やれやれー」 ○○「いやいや、僕は裸を見せるつもりはないぞ…暑いから上着を脱ぐだけだ(Tシャツ姿に)」 萃香「なるほど…じゃあ私も脱ぐね」 文「私も脱ぐことにします」 ○○「…二人ともそれって上着だったのか…」 萃香&文「「違うよ(違いますよ)」」 ○○「…へ?じゃ、じゃあその下には何を着てるんだ?」 萃香&文「「下着(です)」」 ○○「ほぉ…やっぱりそうだよな…………ってえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」 萃香&文(脱ぎ中) ○○「いや、ちょっと待て!お前らはここで下着姿になるつもりか!?」 萃香&文「「うん、そうだよ(はい、そうです)」」 ○○「いやちょっと待てコラ!Hey Aya Suica! Stooooop! Please Stop taking it off! Stoooop!」 萃香&文「「えっ?何か言った?(言いました?)(脱ぎ終わり)」 ○○「…い、いや、何でもない…(視線逸らし)」 萃香「あれっ、○○?なんでこっち向いてくれないの?」 文「○○さーん…こっち向いてくださいよ」 ○○「い、いや……そっちを見たら…僕は男として終わる気がする…」 萃香&文「「○○(さ~ん)(はぁと)(近づき)」」 ○○「な、なんだい?(滝汗)」 萃香&文「「えいっ(抱きつき)」」 ○○「ッ!!!!!ブッハァァァァァァァ(吐血&鼻血ブーッ)バタンキュー・・・(倒れ)」 萃香「えっ!?ちょ、ちょっと○○!?」 文「は、早く永遠亭に!」 ~回想終わり~ 文「ということがありまして…(赤面)」 萃香「うー…(赤面)」 永琳「…(絶句)」 ○○「う゛~…下着がぁ…下着が迫ってくるぅ~…」 鈴仙「…なんだかものすごい悪夢にうなされてるわね…」 てゐ「(マイクを持って来ようかな)」 383 ─────────────────────────────────────────────────────────── これは、避難所383における30人目氏の作品に 「勝手に続きを作っちゃえ企画」でつくった作品です。ご注意を。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 永琳「さすがにこれは薬の処方の仕様が無いわね…」 文 「うう…」 萃香「○○…」 永琳「まあでもある意味喜ばしい事じゃない? 少なくとも、彼にとってあなた達のあられもない姿は効くという事だし」 文 「こういう展開だと喜んで良いのか…」 萃香「微妙だよぅ…」 永琳「二人とも… そんな(´・ω・`)ショボーンとしてないで(`・ω・´) シャキーンとしなさい(`・ω・´) シャキーンと! そんなんじゃ目が覚めたら○○さんに笑われるわよ? むしろ心配かけるかしら?」 文 「そんな輝夜さんに毒されまくった言い方で励まされても…」 萃香「ニートがうつったみたい…」 つうこんの いちげき! えいりんのこころに 999の ダメージ! こうかは ばつぐんだ! 永琳「姫と同類…(ひざかかえ泣)」 鈴仙「ししょー、○○さん少し落ち着いたみたいってうわあ!? 何ですかこの引きこもりチックなドクオ空間は!(ぐさあっ!)…ぐさ?」 永琳「ドクオ…(さらに滝涙)」 文 「永琳さーん」 萃香「私達が悪かったからー、元に戻ってー」 鈴仙「…何があったんです?」 鈴仙「…はあ、事情は分かりました(赤面)」 萃香「落ち着いたって言ってもまだうなされてるんでしょ? どうしたらいいかなぁ?」 鈴仙「師匠が壊れたまま戻らないんで意見が聞けないのが何なんですけど… いっそのことお酒と同じ手で行ってみたらどうです?」 文 「同じ手…って?」 鈴仙「うわばみ仲間の間じゃこういうんでしょ? 『二日酔いには迎え酒』って。 実際健康にいいかときかれたらどうかとは思いますけど…」 萃香「それは確かに言うけど…この場合どうするの?」 鈴仙「そうですね…」 文 「ほんとにこれで良いんですかねぇ…」 萃香「さっきはこれでこんな事になったんだよ? かえってひどくなるんじゃ…」 鈴仙「それは格好が格好だったからですよ。 それで彼の許容量を超えちゃったんです。 ほら、よく『薬も過ぎれば毒となる』って言うでしょう? 逆に言えば、彼の許容量を超えない範囲であれば、効き目はあると思います」 文 「そういうものですか…?」 鈴仙「多分」 萃香「たぶんかぁ…」 鈴仙「とにかく、ちゃんと寝巻きは着てくださいね」 文&萃香「はーい」 …昨夜は酒を飲みすぎたようで、頭の痛みの割には何があったかとんと思い出せない。 あえて言うなら悪夢を見ていた…様な気がする。 本当に悪夢か? と聞かれたら、ちょっと微妙な気がするが。 それは『怖い』というよりむしろ、『穢してはいけない』大事なもののようにも思えて、 だから逃げていたようにも思う。よく分からないけど。 …いつの間にか、夢は終わっていて、代わりに何か暖かいものに、包まれてる感じがした。 心の底から安らげるゆりかごの中、そんなイメージ。 だからだろうか、今日の目覚めは、すごく気持ちのいいものだった。 …すぐ頭痛が来たけどね ○○「…ああ、納得」 体を起こしてみると、左右にはやっぱり二人がいた。 僕のパジャマのすそを握って、すやすやと眠っている。 二人の寝顔を見ていると、今ガンガン響くこの頭の痛みさえ、なんだかひいていく気がする。 …場所がなんだか見覚えがあるのは…まあ、またいつものパターンだったんだろうなあ、と。 鈴仙「おはようございます。…よく眠れたみたいですね」 ○○「おはよう。うん、すごく良く眠れた」 鈴仙「それはよかった。…アドバイスした甲斐がありました(ぽつり)」 ○○「ん、なに?」 鈴仙「いえ、何でも。じゃあ、ご飯持ってきますね」 ○○「ああ、ありがと」 そういって出て行く鈴仙を見送った後、再び二人に視線を向ける。 幸せそうな寝顔の二人、その頭を軽くなでて一言。 ○○「ありがとな、二人とも」 なんだか二人が、笑ったような気がした… 永琳「さて、ウドンゲ、覚悟はできているわね?」 鈴仙「い、いや師匠、何の覚悟ですか!? 私身に覚えが全く…」 永琳「言うに事欠いてドクオねぇ…、ねえ、私はそんなに引きこもりっぽいかしら?」 鈴仙「ええっ!? い、いえ、あれは別に師匠に言ったわけじゃ…」 永琳「自分でも珍しいと思うけど、あの時は打ちひしがれていたのよ。本当に… そこえ追い討ちをかけるように…あなた鬼? ねぇ、あなた鬼なの?」 鈴仙「いえ、う、兎です。そ、それに、あの時は私何にも分からな…」 永琳「問答無用よ、ウドンゲ。憂さ晴らしに付き合ってもらうわ…」 鈴仙「八つ当たりじゃないですかぁ!?」 永琳「逝って良し!」 鈴仙「きゃあぁぁぁぁぁぁ~っ!!!!? っていうか何か台詞が姫っぽい~~っ!?」 永琳「まだ言うかぁ~っ!!!!」 鈴仙「これがはじめてですよぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― …(。∀ ゚)アレレレレレレ? どんどん長くなった挙句とうとううpろだ行き… だから短くまとめる努力をと何度もorz 何気に『(。∀ ゚)アレレレレレ?』が欠番になってたり(爆) て言うか一言で言うなら○○俺と代われ(核爆)。 特に下着姿の二人に抱きつかれるあたりぜひかw(大鬼) 途中無駄にシリアスになっちゃったので最後にオチ。鈴仙ゴメス。 385 ─────────────────────────────────────────────────────────── 初夢は文と萃香が俺に無理やり酒を飲ませている夢だった… いい夢なのか悪夢なのか… 「「「乾杯!!!」」」 「(グビッ)ふぅ…やっぱいいねぇ水道水は」 「幻想郷の酒の中でもかなり上位ですしね」 「私はもう飲み飽きたけどね」 「…どうでもいいけど…退院してからすぐに酒盛りって…僕って健康によくないなぁ…」 「うーん…まぁ、入院した直接な理由は酒じゃないんですからいいんじゃないですか?」 「そうそう、永琳も節度を守れば大丈夫って言ってたし」 「ふぅーん…あ、そういえば今日の酒盛りにはもう一人参加者がいるんだ」 「へぇーっ」 「誰ですか?」 「驚くなよ、四季映姫・ヤマザナドゥさんだ!」 「「えぇーっ、あの閻魔大王?(ですか?)」」 「どうやら最近小町に彼氏が出来たらしくてね、邪魔者扱いされてご傷心らしい。まぁ、僕らで慰めてやろうよ」 「まぁ、そういうことなら…」 「うん、まぁいいんじゃないですか?」 「あ、ちなみに彼女は酒が入るとオープンな性格になるらしいよ。文としてはスクープが聞けるんじゃないかな?」 「ああ、なるほど。いいですね」 「まだ仕事が終わらないから二刻ほど遅れるらしい。まぁそれまでは控えめに飲もう」 「うん、わかった(一升瓶ラッパ飲み)」 「…萃香…言ってる先から…」 「えー、これが私の控えめだけど?」 「…すげぇ…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「すいません、遅れました」 「おっ、いらっしゃい。まぁまぁ座ってどんどん飲みましょうか」 「はぁ、では失礼して…」 「(この人どれぐらい飲めるんだろう?)」 「(なんだか酒には弱そうですよね…)」 ……………… 「…(飲ませたことを後悔)」 「…(げんなり)」 「…(ゲッソリ)」 「ちょっと~、聞いているんですか○○さん」 「は、はい…」 「だいたいねぇ、小町も上司より先に伴侶を作るなんて無礼にも程があります。ちょっとは遠慮ってものを…くどくど…くどくど…」 「…(酔えない)」 「…(ネタが出ない)」 「…(数百年ぶりに素面に)」 「聞いているんですか○○さん!?今あなたに出来る善行は人の話を聞くことです」 「は、はぁ…(滝汗)」 「もう小町は上司の面子ってものを…地獄行き…あーだこーだ…うんぬんかんぬん…くどくどくどくど…(四半刻経過)」 「うー…(頭クラクラ)」 「「zzz(爆睡)」」 「…しかし…○○さんっていい男ですね…あの二人も寝ていることですし…」 「え?ちょっ…何をするんですか?」 「まぁ、子供の相手は疲れるでしょう。ここは私が大人の女性ってものを…(迫り)」 「いやいやいやいやいや!ちょっと待ってくださいって(後ずさり)」 「ふっふっふっ…逃げられませんよぉ…○○さん。(肩掴み)」 「いや、ちょっと待って…映姫さん、目の焦点が合ってない…(怖気)」 「私は正気ですよぉ~(押し倒し)」 「いや、全然正気じゃないですって!わ、ちょっと助けてーっ!」 「そんな取って食う訳じゃないんですから…(顔近づけ)」 「ちょっと近いですって!って、あ…(真っ青)」 「ん~?どうしたんですか?○○さん」 「いや、映姫さん…後ろ…」 「無駄ですよぉ…そんな姑息な手で私から逃げようったって…あら?(後ろの二つの殺気に気付く)」 「映・姫・さ・ん?私たちの○○さんに何をするつもりなんですかね?(満面の笑顔…しかしそこには青白いオーラが)」 「え・い・き~?○○に何かするつもりだったのかな?(満面の(ry)」 「あ、あははははは…(真っ青)」 「…疾風『風神少女』!」 「…鬼気『濛々迷霧』!」 「えっ、いや弾幕はっ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ(明後日の方向に)」 「ふぅ…さて○○さん、飲みなおしますかって○○さん!?」 「うわっ、ちょっと○○大丈夫!?」 「大丈夫…じゃないよ…(流れ弾全Hitにてボロボロ)バタンキュー…」 「いやぁっ、○○さん!?」 「早く永遠亭に!」 ねんがんのあとがきをてにいれた(謎 どもどもどども(意味不明)"音速駄作製造機"30人目です。 今回は四季映姫・ヤマザナドゥに特別出演していただきましたが… まぁ、僕には山田さんはなんだか大人の女性って言うイメージが扶植できないんですよね… 映姫ファンの方々…本当にすみませんでした… 37氏!貴様、見ているなッ!(ぉぃ 貴方に出来る善行はこのSSの続きでイチャスレの人々を悶えさせる事だッ!(Missing Power …すいませんでした… 386 ─────────────────────────────────────────────────────────── 合同企画のことに関してはご迷惑をおかけして申しわけございませんでした。 合同企画は今やってる話が終わったら、控えよう…というかやらないようにしたいと思います。 で、今回のは合同企画とは別というか、原点に戻って酒豪コンビとのイチャネタです。 あ、ちなみに台本方式は変わりません。 ○○「う~…もう飲めない…」 文「○○さん!まだまだ行けますよぉ!」 萃香「ほらほら飲んで飲んで!」 ○○「いや待て、もう限界だわ…どうせ二人とも今日は泊まってくんだろ。お風呂沸いてるから先に入っちゃえよ」 文「うーん…(ニヤリ)私は後でいいですから○○さんが先に入ってくださいよ(萃香に目配せ)」 萃香「そうそう(察してニヤリ)○○先入ってよ」 ○○「お湯が汚れるぜ…いや、僕はちゃんと洗ってから入るけどさ…」 文「ええ、かまいませんよ」 萃香「ほらほら入った入った」 ○○「そうか…じゃあお先に…」 そういうと○○は脱衣所へ行った。 …このコンビの悪巧みも知らずに… ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○○「『♪悲しみの夜も 喜びの朝も あたしを見守ってくれたぁー』っと…ふぅ…やっぱりお風呂って気持ちいいなぁ……あらら、眠くなってきちゃっt…zzz…」 ?「Good Timing!○○さん湯船の中で寝ちゃってます!(小声)」 ??「やった!よし、じゃあ服を脱いで…行くよ!(小声)」 ○○「…ん…あ、やべ…あまりの気持ちよさに寝ちゃったか…」 文「おはようございます○○さん。よく眠れましたか?」 ○○「ん…ああおはよう文」 萃香「ほらほら○○、寝ぼけてないでよく見てよ」 ○○「よく?………(眠気が覚めてきて)現状把握だ…僕はどうやら風呂に入ったまま寝てしまった、そして起きたら何故か二人が… ってわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!萃香!文!何で風呂に入ってきてんだよ!」 文「ようやく事に気付きましたか。○○さんって寝起きが弱いんですね」 萃香「ほらほら○○、背中洗ってあげるから湯船から出て」 ○○「いや、ぼ…僕は…今…裸…」 文「そんなの気にしませんって!何なら前も洗ってあげましょうか?(ハァハァ)」 ○○「あー…文?なんだか鼻息が荒いよ?」 萃香「は・や・くー!ほら、私のひざの上に座って!(フゥフゥ)」 ○○「萃香も荒いな…だいたい座るほどひざの長さがn「何か言った(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)?」イエナニモ」 文「もー…まどろっこしいですね!私たちは○○さんの看病のときに裸を見てますから平気ですって!」 ○○「ええっ!?ちょっと待て!僕は君たちに裸を晒した覚えは…!?」 萃香「着替えのときにいやというほど見ちゃったよ。○○は(ピーーーーーー)なところや(チョメチョメチョメチョメ)なところにまで (ドキュゥゥゥゥゥン)があr「ストォォォォォォォォップ!!!」」 ○○「OK…でも僕は君たちが風呂場から出るまで湯船から離れるつもりは無いよ…なんせ裸だから(赤面)」 文「仕方ないですね…ではこちらから参りましょうか」 ○○「…なぬ?」 萃香「ちょっと場所空けて頂戴。二人入るから」 ○○「…いやいや妖夢…じゃなくて…ってええっ!?湯船に入るの!?」 文 萃香「そうですよ(だよ)(言いながら湯船にIN!)」 ○○「うわぁっ!勘弁してくれよ…(後ろを向く)」 文「あらら?○○さん、何でそっち向くんですか?」 萃香「ねぇ、こっち向いてよぉ」 ○○「いや、やめておく…男として終わりそうだ…ってなんだかまた即視感(デジャブ)を感じる…」 文 萃香「ねぇ、○○さん~(はぁと)」 ○○「な、なんだい?…僕の記憶が確かならば…この後…」 文 萃香「えいっ(抱きつき)」 ○○「やっぱりかぁぁぁぁぁぁぁぁ(鼻血)…って待てよ…今回はお風呂だから…は…は…くぁswでfrtgyふじこlp;@(吐血)」 文「きゃぁっ、○○さん!」 萃香「ちょっ…早く永遠亭へ!」 ○○「(朦朧とする意識の中で)…後で作者はおしおきだぁ…(がくっ)」 見せてやる…後書きの拳を!(ぇ どもどもどどども、"音速駄作製造機" 107です。 合同企画のほうは…まぁ、 37氏が現在鋭意製作中とのことなのでそれを待つことにしまして(ぉぃ 今回はお風呂ネタです。で、ネタの使い回しです(マテ あ、でもお泥酔した状態でお風呂に入ると心臓麻痺を起こす可能性がありますのでよいこは絶対にマネしないでね(ぅぉぃ では、後書きはバクハツ五秒前っ!(ぉ ぢゅどーん ○○「で、言いたいことはそれだけか?」 い、いや、まだあるぞ!パチェ萌えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ! ○○「氏ね…咆哮『ハウリングフレイム』」 うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!見ろっ!今俺は紅く萌えているぅぅぅぅぅっ! ○○「…いっぺん映姫に説教されて来い…」 433 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○と文と萃香、それは幻想郷の誰もが公認するバカップル。 しかし……そんなバカップルな三人に……悲劇が訪れる…… ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- -幻想郷 博麗神社 境内- 「そんなのってありえないよ……絶対にありえない!」 「嘘です……嘘って言ってください!」 涙ながらに叫ぶ二人。しかし霊夢は冷たく言い放った。 「嘘なんて言わない。○○さんは私が強制的に人間界に帰したわ」 「納得いきません!どうして○○さんが人間界に帰らないといけないんですか!?」 「そうだよ!○○は何も悪いことなんかしてないのに!」 憤慨して抗議する二人。その中で霊夢は静かに言った。 「ねぇ、二人とも聴いてくれる?確かに私だって貴方達みたいなお似合いのカップルを引き裂くなんてことしたくないの。でも……」 「でも……なんなんですか?」 「最近分かったの。○○さんはこの幻想郷においてイレギュラーだったのよ」 「イレギュラー?」 「そこに存在してはいけない人の事。実際彼の周りには色々なことが起きている。先日のパラレルワールドの件もその一つよ。 多分彼はこの幻想郷から拒絶されていると思う」 「拒絶って……!そんなバカなことが!」 「あるの。ちょっと前に彼を呼び出して実験してみたの」 「実験?」 「ええ、博麗大結界に攻撃してもらったんだけど……屈強の人間や妖怪でも絶対破れない筈の結界がいとも簡単に破れた」 「……」 「修復が大変だったわ…これは私の推測なんだけど、多分彼は幻想郷に存在する物なら全て壊す事ができる。例えそれが時空であろうと」 「そんな……」 「彼は"僕はそんなことはしない!"と言っていたけど…やはりあまりにも危険すぎるの。彼は人間、いつ手のひらを返すか分からないわ。だから……」 「だから強制的に人間界に送ったんですか……?」 「ええ、そうよ。これに関しては紫も同意見だったみたい。彼の言うことなんか聞きもせずにあっという間にスキマに落としたわ。スキマは人間界と繋がっているのよ」 「……ちょっと待ってよ……」 霊夢を睨み付けながら萃香が言った。 「じゃあ何?○○はこの幻想郷を壊す危険があるって言うだけでこの幻想郷から追い出されたの!?」 「ええ、厳密的に言えばそうなるわね」 「でも○○はそんな事しないって言ってたんでしょ!なのに何で!?」 「だから言ったじゃない。彼は人間なのよ。人間は力を持ったとき、その力を誇示したいもの。彼とて例外じゃないわ」 「それは一般的な人間の考え方でしょ!○○と毎日のように付き合ってた私が保障する!彼は私と同じで嘘なんかつけない!」 「そうですよ!彼は何だかんだ言って私たちと交わした約束は破ったことが無いんです!それが無理やりであっても彼は約束を反故にしませんよ!」 「……もう、遅いのよ。○○さんは人間界に旅立ってしまった。その事実に代わりは無い……」 「そんな……そんなの…非道いですっ!もう私は二度とあなたには会う事はありません!」 「……霊夢とはもう一生口をきかないよ。今回の事で私は失望した。もうアンタとは付き合うことは無い」 二人はそれぞれの啖呵をきると帰っていった。 後に残された霊夢は…… 「…私だって、好きでこんな事は…」 涙ながらにそう呟き、寝室に向かった。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- -人間界 某アパート- 「……朝か…」 その国に住んでいる人なら知らない人はいない。そんな地区の外れに位置するボロアパート。○○はそこにいた。 「う……昨晩飲みすぎたか……気持ち悪りぃ……頭が割れそうだ……」 その部屋には一介のサラリーマンなら何本でも買える様な安い酒の缶が大量に転がっていた。 「へっ……酒が不味いからかな……なんだか本当に吐きそう……」 数分後、○○はトイレに駆け込んだ。 「うぷっ……クソ……萃香の酒なら…飲みすぎても吐くような事は無かったのに……クソッ!!…なんで……なんでなんだよ!畜生!!」 ぐちゃ、という音を立て握り拳で缶を潰す○○。 「萃香…文…もう一度逢いたいよ……逢って君達と飲み交わしたいよ…うう……」 小さなアパートの一角、そこは○○の嗚咽がずっと響いていた…… ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 前編終了です。 酒豪コンビのSSは、イチャついてるだけというのが多かったので、今回は路線を180度がらりと変えてシリアスなストーリーにしてみました。 はてさて、○○は幻想郷に戻れるのか?物語は後編に続きます。 519 ─────────────────────────────────────────────────────────── たまには文&萃香以外をば 「ゴホッゴホッ…すごいなこりゃ…」 「大事に扱ってくれよ、私が記してきた大事な歴史なんだから」 「ゲホッ…慧音、だったら普段から綺麗にしておいてよ」 「む…すまん…」 今日は年末ということで大掃除をやることになり、妹紅と慧音の家の整理&掃除をしているのだ。 「次は…物置の整理だな(ガサガサ)」 「ああ、物置の上段のタライは落ちそうだから気をt(カァーンッ)「いってぇぇぇぇぇぇ!」…遅かったか…」 「ちょっと待て慧音、何でこんなところにタライを置いておくんだ?」 「…おお○○、たんこぶができてるぞ」 「…流すなよ…」 「多分あれだ、作者のご都合主義だ」 「…そういう裏の話は禁止・・・」 ・・・・・・・・・・・・・ 「ふぅ、次は表を箒で掃くか」 さっさっさっさっさっさっさっと 「こういうときのお約束の台詞って何だっけ?確か…"お~でか~けで~すか?レレレ~のレ~"」 「(硬直)…○○?」 「うおっ!?…な、何だ、妹紅?」 「…○○壊れた?」 「いや俺は普通だぞっ!ってか待てこら妹紅!その可哀想な物を見る目をやめろ!」 ・・・・・・・・・・・・・・ 「次は…布団でも叩くか…」 バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン バンバンバン、バンバンバン、バンバンバンバンバンバンバン 「"引っ越ーしー!引っ越ーしー!さっさと引っ越ーしー!しばくぞ!"ってハッ!?いかん、また何らかの電波が…」 「(側で見てた)…○○、熱でもあるのか?(額に手やり)」 「いや、俺は正常だぞっ!いや慧音、待てって!どこに連れて行く!」 「魔理沙の家。あいつは多分ウィッチ・ドクターだ。」 「いやだから俺は正常だっつーの!ヤメレ!病気でもないのにあそこに行くと実験体にされかねん!」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 「…ようやく終わったか…」 「すまなかったな、妹紅、○○、おかげで助かった」 「ううん、何時でも言ってよ。すぐに手伝いに行くから」 「そうそう、慧音には結構お世話になってるんだから」 「そ、そうか…ではまたお願いするかもしれん、そのときは頼んだぞ」 「「OK♪」」 「さて、俺の時間間隔が正しければ…そろそろ月が昇り始めるな」 「あれ?ちょっと待って。今日って確か…満月じゃあ…」 「え゛っ?じゃあ…(恐る恐る慧音のほうを見る)」 「……」 「け、慧音?」 「フゥゥゥゥゥ、ハァァァァァ…」 「「!!!!!!」」 「…ふっふっふっふっ…今日は運がいい…早くも二人もありつける…」 「「に、逃げろぉーッ(W脱兎)」」 「逃がさないよ…転世『一条戻り橋』!」 「うわっ、後ろから弾幕が!」 「くっ、引き返さないと!」 「…くっくっくっ…戻ってきたね…(がしっがしっ)」 「「あ゛っ…(捕まえられ)あ…あぁ…いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」 caved!!!! アトガき(ぇ ども、来年を平成17年だと勘違いしていた30人目ですw 今回はけねもこで書いてみました。 ・・・もしかしたら文&萃香と並行してシリーズ化するかもしれませんw ---門松の裏--- 最後のシーンで慧音が二人を戻すために一条戻り橋を使ってますが… http //wray.hp.infoseek.co.jp/touhounote/picture/th_0592.jpg ↑元ネタです… …もしかしたら「come on!」って言ってるのは俺かm(caved!!! ---ここまで門松の裏--- ─────────────────────────────────────────────────────────── そしてついでにひとつ投下。 …これで自分が元々誰だったか分かってしまうかも… 「○○さ~ん、萃香さ~ん、いいお酒が手に入りました。宴会しましょう!」 「お!待ってました~♪」 -ほぅ、どんなお酒?- 「東洋の南のほうで作られた焼酎だそうですよ。確か銘柄が…青森でしたっけ?」 -……それは東洋の地方の名前だろう……しかもかなり北のほうの……- 「えーと……まぁ、いいですよね!お酒は美味しければそれで良いんです!」 「あ~、文、ごまかしたな~……まぁ、いいか」 談笑しながら○○宅へ移動 -まずは一献……ってこれはなかなかキツいな……- 「そうですかね?私はものすごく美味しく感じましたけど」 「私も~、こんなの序の口だよ」 -まぁ、二人とも酒には強いからね……- 一刻経過…… -うぅぅ……限界が近いんだが……- 「えーっ!!まだ一刻しか経ってませんよ!!」 「○○しばらく飲まないうちに酒に弱くなっちゃった!?」 -そうかなぁ……うっ、こりゃ駄目だわ……スマンが先に寝かせてもらうぞ……- 「分かりましたゆっくり休んでくださいね」 「お休み~」 ○○、自室にて就寝 「「……フ、フフフフフフ……大成功♪」」 「○○さんが飲んでいたお酒の中にスピリタスをちょっとづつ混ぜていく作戦……成功ですね♪」 「さてと、早速○○の部屋に行くとしようか!」 【この後どうなる?】 1.○○は実は寝ているフリをしていて…… 2.二人の陰謀に物の見事に嵌り、めくるめく…(以下省略 3.ここで、映姫様登場! 4.Free Space(ぇ ……久しぶりに書いて見ましたが…全盛期の感覚が取り戻せない…… 避難所 2 ─────────────────────────────────────────────────────────── さて、公約通り3で書きましょうか。 しかしそのとき! 「お待ちなさい!!」 「「だ、誰だ(です)!?」」 「あなた方の悪行は○○さんは騙せても私は騙せないですよ!!」 「げぇっ!!映姫!!」 「まずいですね…ここは一時撤退して…」 「あなた方まさか逃げれると思ってるんですか?」 ,.へ __ / 山 \___,.へ _______∠< ̄ i |. ☆ i|  ̄`y---ァ _,. ⌒ヽ_ \ `ヽ、__i |. 田 |ト、___,.へ___〈 ( ) __〉- ⌒ヽ--  ̄ヽ、__/ ̄ヽ!、____,.ヘ/___/! ゝ--- ´ r -く二ヽ、_/ ̄〉、_,.ヘ__,.へ___,.、 へ〉 ノ i γ⌒く ノソ</ /! ハ ゝ-- 、 L | | | ハ ,.イ \ V レ ,!ハ リヽ、」 | | | ! Y .!o ´ ̄` <_ i レ i ハ ノ ノ ! "" ,.---、 ,,! / // Σ二 へイ / \ // /\ ,.-─、 iヽ、 ! ら \ i ̄ /i [ ̄ ̄ ̄]-、 ヽ 7二\ す \ レ /{ ̄ ̄ ̄}ヽ ! /i/ \ と \ヽ、 | | [] | | ! ヘ \ じ \ i \ {___し ガ o \ ゃ \ ガ .)[___] /_ ン 〈〉 | \ っ \ ン「⌒Y ̄⌒Y ̄i/ へ へ 〉 \ じ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ め \ ゴ オ ォ ォ …… ! !".;" \ ん \;" ..;.;".;" ;" .;".;" _.;.;_".;" \ と \ド カ ァ ン ! .;".;" ..;.;".; ζ /_.;_/| .;".;", \ \.;".;.;".;" . .;".;" ..;.;".;" ; .;| ΓΓ | |;" 从へ_/| \ \".;__.. 从へ从へへ从 ; ζ | Γ从 | |; .. |从Γ | | \ ,.;∠___/| ( ⌒( ⌒ ) ζ | 从Γ | |. ;. |从Γζ.;".\.;. |ΓΓΓ| | | 「「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!(ピチューン)」」 「……ふぅ……そう、あなた方は少し独占欲が強すぎる。あなた方が成すべき善行は○○さんにあわない日を作ることです」 -○○の部屋- 「うー……やっぱり飲みすぎたのかな……」 -ここで鈴仙が窓から登場- 「お邪魔します……って○○さんどうしたんですか!?」 【ここで再びQuestion この後どうなる?】 ①鈴仙が○○を永遠亭に連れて行き…… ②映姫様が○○を献身的に世話しつつ…… ③二人が復活して○○に…… 備考:選択肢①は鈴仙2へ 避難所 33 ─────────────────────────────────────────────────────────── ※美鈴1より。 気がつくと、見覚えのある天井だった 最初に見た時の、倒れていた僕を寝かせてくれた美鈴さんの部屋 「・・・・・あ! 」 慌てて起き上がると、僕にかけられていた毛布が落ちる 少し肌寒いと思ったら、服を着てなかった 探してみると枕元に綺麗に畳まれた僕の服と巫女服が置いてある 巫女服を見て、思い出した 凄く綺麗だった美鈴さんと、恥ずかしくてよく分からないうちに終わって寝てしまった事 思い出すと顔が熱くなる、美鈴さんに巫女プレイの意味を教えてもらったのだ 美鈴さんは門番の仕事に出かけたのか、部屋には居ない それを寂しいと思いながら、巫女服じゃなくて元の服に着替える そういえば、巫女さんに巫女服を洗って返さなきゃいけない 「起きたのね」 「っ!? 」 突然声をかけられて驚いた、後ろを振り向けばメイド長の人が立っている 確かさくやさん、だと思うけど仮面のような無表情で見下ろすように僕を見ていた 雰囲気も少しおかしい気がする、僕は何かしたんだろうか 「お嬢様がお呼びだから、一緒に来てもらうわよ」 そう言ってメイド長の人が僕の手を掴んだんだと思う 僕は気がついたら知らない部屋に居て、メイド長の人は居なかった でも目の前に、知らない子がいる 綺麗な紅い眼と背中から生えてる蝙蝠の羽、美鈴さんが言ってた『怒ると危ないお嬢様』だと思うけど 「ふむ、悪くない」 「え? 」 怒ると危ないお嬢様は僕を見た後に、頷いて指をパッチンと鳴らした すると僕は、何故かまた巫女服を着て椅子に座っていた なんだろう、これは夢? 怒ると危ないお嬢様の後ろで、メイド長の人が僕を見ながら鼻血をポタポタと垂らしているけど大丈夫なんだろうか? 怒ると危ないお嬢様の眼が紅く光ってるけど、もしかして怒ってる? 「咲夜」 「抜かりは御座いません」 服が急に重くなったと思ったら、僕はメイドさん達が着てる服を着ていた 呆然としていた僕だけど、スカートが恥ずかしくて服を返して貰おうと前を向いたら天井が見えた でも美鈴さんの部屋の天井じゃない 眼を瞑って、もう一度空けたら美鈴さんの部屋に戻ってるかな? ギシリと言う何かが軋む音と、少し沈んだ体 さっきから驚きっぱなしの僕だけど、また驚いて眼を開けると、怒ると怖いお嬢様とメイド長の人がいて 僕が着てるメイド (隙間による検閲が入りました。見るには『こーりんこーりん』の詠唱が必要です 4スレ目 757
https://w.atwiki.jp/hayashi-eroparo/pages/123.html
精霊の庭。 現世においてカミや天使よりも稀有なる存在・「精霊」たちの故郷にヒデオは訪れていた。 二週間の冬休み。公務員としては奇跡のような長期休暇だった。 年末年始を挟んでいるため、周りの人々はそれぞれの実家に帰っている。それが風習というものだ。 ただしヒデオに関しては例外である。 まだまだ、両親との間には隔たりがあった。 で、このまま動画サイト巡りやらギャルゲー三昧やらしながら過ごそうかとか思っていた矢先、声を掛けてきたのがウィル子、エリーゼ、ノアレ、マックルら精霊少女たちだった。 「自分たちの故郷に遊びに行こう」、と。 ウィル子とノアレに関しては故郷ではないはずだが、そこは「帰るべき場所」という思いもあるらしい。帰巣本能だろうか。なるほどというか、なんとも言えない気分だった。 精霊というのは人間の想いから生まれるという。ならば彼女らの「親」は信仰心を持つ人間に他ならない。親がいる場所が故郷というならこの人間界こそがそれの筈である。 しかし、仲間が集う場所といえば精霊の庭なのだろう。 ・・・・・・高校の同級生たちは、今、どうしているのだろう。 ・・・・・・。 ・・・・・・余計に実家に帰りたくなくなってきた。 「ちょっとちょっと。ヒデオはこんな所でもダークサイド状態?」 そんなヒデオのすぐ頭上から、心配そうなのか楽しそうなのか 分からない声を掛けたのはマックルだった。 マックルイェーガー・ライネル・ベルフ・スツカ。 銃のかみさま。 否、今では精霊にランクダウンしている。 どこぞの世界観と同時期に出会った彼女とは、交流を続けているうちに 精霊であることがわかって以来、より深く付き合うようになった。 クロスフラッグの時に自分に出会っていれば結果は変わっていたと、 聖魔杯での出来事を(ざっくりと)聞いたマックルはとても悔やんでいたが、とんでもない。 (隔離都市でのあの日々に、変わってもいい部分など、あるものか・・・) 最初から最後まで、余すところなく、あれが最高最良なのだ。 (・・・・・・故にこその、奇跡なのだ) ということで、とりあえず神霊班では当面活躍の機会はなさそうなのが困りごとだった。 閑話休題。 (・・・・・・・というか) OKした次の朝には、目覚めたら既にそこは精霊の庭だった。ていうかウィル子から聞いた。寝てる間に連れて行く形で精霊の庭まで行ったらしい。 (・・・・・・・いや、これって・・・) 人間の自分をどうやって連れてきたのかをエリーゼから聞かされたが、意味の解らない単語とかが多すぎて、ヒデオにはよくわからなかった。 (・・・・・・・なんだか・・・) しかしここは時間感覚はおろか遠近感まで曖昧になる。まるで夢の中のようだ。いま自分が寝ているのは、草原・・・・・?いや、・・・まっさらなシーツの上だ。 そして目の前に、自分の足と胴体が見える。上体を少し起こしているらしい。座椅子にでも寝てるのだろうか?しかしあったかいなこの座椅子。あとやわらかい・・・ 「・・・・・・・え?」 「ん?どうしたのヒデオ?うりゃうりゃ♪」 ヒデオは裸だった。 そしてマックルも裸だった。 マックルは寝ころぶヒデオの頭を自らの胸のなかに抱き込み、細い腕をヒデオの胸板に添えていた。後ろからだっこするみたいにして、両足がヒデオの下腹部まで伸びていく。 目の前に両足の、長い、滑らかなラインが躍る。 「―――――!!!!!」 カニ挟みでがっちりと固定された。 現状に気付いた。 じゃあさっきから顔を左右から圧迫している、このスベスベのムニムニは・・・! 「ヒデオ・・・」 「!!」 背後からの温もりと、彼女の香りと吐息のせいで、瞬く間に体温が上がっていく。 声だけで心臓が跳ね上がる。 熱っぽい声が掛かる。 「・・・好きだよ・・・」 片手が頭に添えられ、さらに「ぎゅっ」と抱きしめられる。 言葉が出ない。 な。・・・・・・なんで、そんな、こと・・・い・・・うの・・・!? 「して(・・)。ヒデオ。ね?私を撃って。ばんばん、撃っちゃっていいよ」 「あ・・・・・あ・・・あ!」 顔から火が出るとは事実のようだ。 熱い。顔も。体も。思考などとうにマトモではなくなっている。 てか・・・。 (スベスベ・・・ムニムニ・・・。の・・・プルプル・・・!!) 体が勝手に動く。すぐ上の、マックルの顔を窺おうとしかし、 (でかっ!!) ヒデオと一緒に赤くなっている美貌をおしのけて、眼前でむせるような香りの肌色が揺れる。まん丸な下乳が視界を占領していた。 首だけ動かしたから、ちょうど頭部が胸の谷間からすっぽり抜けだした形になったらしい。 釘づけになる。 782 :ハーレムスピリチュアル(精霊) 1:2012/05/16(水) 14 12 38.00 ID mdFU0KTz 「いぇいいぇい♪・・・おっぱい好き?ヒデオ」 マックルが上半身をくいくいっと左右にひねる。 その度に2つの乳が引っ張られ、まるで胸からぶら下がった果実のように、 ぷるっ・・・ぷるっ・・・! と揺れては、 ぺちんっ・・・ぺちんっ・・・ と乳同士がぶつかり音をたてた。 「いぇいいぇい♪ ほら。ほら。ほら。ほら。」 反応を楽しむように、それを何度も繰り返す。 ゆさっ・・・!ゆさっ・・・! ぷるんっ・・・ぷるんっ・・・! ぺちんっ・・・ぺちんっ・・・! 「・・・!!・・・!!・・・!!」 すごい。そして、 やば・・・・・・・・・い・・・。 (理性が、とぶ・・・)
https://w.atwiki.jp/dokuos52umare/pages/33.html
人いないね(´・ω・`)(ひといないね) コテの一人。 名前の由来はレスがいつも「人いないね(´・ω・`)」である事から。 無類の寂しがり屋でレスの間隔が空くとすぐに出てくる。 人いないね(´・ω・`)が現れると、すぐに人が現れることが多い。 しかしシャイであるため、人がいる時は出てこない。 人いないねもいないねとレスがあると、「人がいるからね(´・ω・`)」とレスする。 職業は自称「寂しがり屋」。 無職(ニート)と思われる。
https://w.atwiki.jp/zeturin/pages/785.html
目次 【概要】カテゴリージャンル シナリオあらすじ 登場人物主人公 ヒロイングループ知り合いグループA 知り合いグループB 知り合いグループC 知り合いグループD 知り合いグループE 学院Aグループ 学院Bグループ 学院Cグループ 学院Dグループ お嬢グループ エンドパターン個別エンド グループエンド 全員エンド その他設定 【参考】モチーフ 関連項目 タグ 最終更新日時 【概要】 カテゴリー 構成 エピソード 思い付き ジャンル 18禁 リアル系 花嫁・ウェディング 偽装結婚 ハーレム 孕ませ 処女 着衣エッチ スカトロなし Wピースなし 白目なし シナリオ あらすじ ある日、主人公の父親が死亡する。 四十九日過ぎた日に、父親が仲人をしていた結婚式が行われることになる。 全て偽装結婚であることが発覚し、主人公の父が代わりに子作りをする予定だった。 成り行きで40人の美処女新婦とH・孕ませる。 その後、毎日子作りH。 主人公は不審がって誰か黒幕がいるのではないかと探るようになる。 登場人物 主人公 男性。 極度の処女厨。一時期ホモと思われいじめられていた。 童貞卒業は挙式40人とのとき。 絶倫。 人間不信。 ヒロイングループ 知り合いグループA 主人公の幼馴染。 4人 知り合いグループB 主人公の義理の家族たち。 4人 知り合いグループC 主人公の習い事仲間。 4人 知り合いグループD 主人公のバイト仲間。 4人 知り合いグループE 主人公のサークル仲間。 4人 学院Aグループ 主人公の通う学院。 4人 学院Bグループ 4人 学院Cグループ 4人 学院Dグループ 4人 お嬢グループ 令嬢1人 付き人2人 友人1人 エンドパターン 探り方によって黒幕(ヒロイン)が変化。 個別エンド グループエンド 全員エンド 主人公以外全員が共謀していた。 その他設定 同性愛(特にホモ)が横行し、偽装結婚が流行っている。 主人公の父は知り合い達に頼まれて子作りを喜んで引き受けていた。 本来は一度に4人ペースで挙式・子作りをする。四十九日待ったため、スケジュールが押して40人とすることになった。 主人公の一族でもホモが発生している。 男は10歳ごろに性欲と暇を持て余した血の繋がらない母親たちに童貞を奪われて、熟女好きにし子作りするのが慣習になっている。 主人公は10歳の時、母親たちに迫られたが抵抗する。童貞は守ったが、しばらくの間ホモ扱いされいじめられる。 【参考】 モチーフ おくさまは女子高生 (ホモ、偽装結婚疑惑) 奇習 関連項目 項目名 関連度 備考 創作/シリーズG ★★★ リアル系 創作/シリーズF ★★ ファンタジー系 創作/そうしてこんな嬉しいハーレム応援になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム事件になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム会社になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム修行になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム冒険になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム合戦になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム喫茶になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム契約になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム学園になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム寄席になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム抗争になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム拷問になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム挙式になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム教会になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム旅館になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム決闘になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム病院になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム神社になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム神話になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム苗床になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム賭博になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム迷宮になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム道場になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム部隊になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム集会になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム集落になった。 ★★★ 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム面接になった。 ★★★ タグ 構成 最終更新日時 2013-02-26 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/214.html
ジャンル 検索する作品のジャンルを下記からクリックして下さい。 アイドル(3) アウトドア(1) 悪魔(5) 異世界(2) 異文化交流(3) SF(14) 歌(2) 宇宙人(1) オタク(5) オリジナル(19) 陰陽師(1) 科学(1) 学園(61) 家族(1) カード(1) ガンアクション(2) ギャグ(8) 逆ハーレム(1) 吸血鬼(4) 兄弟/兄妹/姉弟(4) 近未来(3) ゲーム(1) ゲーム原作(11) ご当地アニメ(5) コメディ(11) サバゲー(1) 仕事(3) シスコン(1) 写真(2) 小説原作(2) ショートアニメ(11) 推理(1) スピンアウト(1) スピンオフ(1) スポーツ(6) 青春(13) 精霊(1) 戦車(1) ダークファンタジー(2) 厨二病/中二病(4) 超能力(1) ツンデレ(8) 日常(12) 忍者(1) ハーレム(12) バイト(1) バトル(28) ヒーロー(2) ファンタジー(18) ブラコン(1) 変身(9) ぼっち(2) ほのぼの(8) 魔法(2) 漫画原作(30) 巫女(1) ミステリー(1) 女神(2) ライトノベル原作(27) ラブコメ(13) 恋愛(11) ロボット(4) 友情(6) 幽霊(1) 百合(1) 妖怪(1) 【近未来】 COPPELION 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-
https://w.atwiki.jp/harlemnovelsummary/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 終末のアーカーシャ(終アカ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【アイプラ】リセマラは必要?当たりキャラランキング【IDOLY PRIDE】 - Gamerch(ゲーマチ) 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】ユナイトライセンスの入手方法まとめ - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation 【ウマ娘】解放結晶の入手方法と使い方 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 「ゼルダの伝説 BotW」のマラソンで23秒? 驚きの速さで完走した方法が話題(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) 『復活のルルーシュ』の後を描くアプリ『コードギアス』新情報公開。古代中華を観測する『血盟の紅羽』などが展開 - 電撃オンライン BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) アーテリーギア‐機動戦姫-攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE 【東京リベンジャーズ】場地圭介の声優情報と注目ポイントをご紹介!|編集部コラム - AppMedia(アップメディア) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース 「ウィキ」の「寄付バナー」がデカすぎ 「広告にしたら?」の声、元管理者にぶつけると... - J-CASTニュース
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/1184.html
ハーレム?14 新ろだ192 ここは幻想郷の博麗神社。 今日も今日とて宴会が行われている。 騒ぐことが好きな連中が集まっている中、一人少し離れたところでちびちびと酒を飲む男がいた。 彼の名は○○。外の世界からきた外来人でここの住人たちを気に入り外界に戻ることをせず、この幻想の地で骨を埋めようと決意した。 彼も騒ぐことは嫌いではないのだが酒の席ではちょっと距離を置いている節がある。 そんな○○に二人の少女が近づいた。 「○○、飲んでる?」 「ああ、そこそこにな」 「そのわりには杯が空いてないぜ?」 紅白の腋の開いた独特の巫女服と白黒の魔女のような格好をしている。 博麗霊夢と霧雨魔理沙だ。 「あんまり酒は強くないんだ。自分のペースで飲みたいんだよ」 「まぁ、無理に飲んでも楽しくはないからね」 「でもそれじゃつまらないんだぜ。一回自分の限界を知るのもいいと思うぜ」 「でもなぁ、飲み過ぎると記憶が飛んじゃうから……その時の俺の行動を知る人はみな口を噤むから……」 「へぇ、面白いこと聞いたわ」 「そうだな。へべれけになった○○か。ちょっと見てみたいな」 「やべ、やぶへびだったか。じゃ俺は別のところで飲んでるから。じゃっ!」 「魔理沙!!」 「言われるまでもないぜっ!」 霊夢の呼び声で○○を羽交い絞めにする魔理沙。 「んふふ……さぁ覚悟しなさい。だぁいじょうぶ、ここには医者も居るから大事にはならないわ」 「ちょっ、待て、誰か助けて……ってみんな無視!?」 一同考えは同じなのかニヤニヤとしている者、すまなそうな顔でこちらを見ている者、誰一人止めようとはしなかった。 精一杯の抵抗として口を固く閉じ首を振る○○。 「んもぅ、いい加減観念しなさいよ。こうなったら……」 「んぶっ!?」 霊夢は○○の顔を掴んで口移しで口内に酒を流しこむ。 こくりこくりと喉が動き、酒を飲み込まされているのが分かる。 ぷはっと息をつき霊夢は○○を見つめる。 「ふぅ、どう? ○○?」 問いかけに答えず、だんだんと顔が赤くなり力尽きたように○○はぐったりと魔理沙に体重を預けてしまう。 「お、おいっ! 大丈夫かっ!?」 「た、大変っ! まさかこんなことになるなんてっ!?」 自分たちを基準にしていたためか○○が酒に弱いという可能性を忘れていたのだ。 慌ただしくなる中、むくりと○○は起き上がった。 どうやら大丈夫だと分かり一安心する少女達だが、○○の目が完全に座っていることに気が付くべきだった。 「……れいむぅ」 「え? なに○○、うむぅっ!?」 ○○は霊夢を抱きしめると唇を重ね合わせた。 急なことに霊夢は目を白黒させるが、状況はさらに悪化し始めた。 (えっ!? そ、そんなっ! し、舌が入ってくるぅ!) ぴちゃぴちゃくちゅくちゅと水っぽい音が聞こえ時折霊夢の身体がひくんと震える。 (う、うそ……○○ってこんなにキスがうまいの……?) 「ちゅ……ちゅぷ、んん……はぁ、んっ」 最初は流されるままだった霊夢も○○の背中に腕を回してしがみつく。 ○○も頬に掌を当てて彼女をもう片方の腕で抱きしめる。 そんな二人の様子をギャラリーは赤面しつつも目が離せなかった。 ――ちゅっ……ちゅぱっ……ちゅっ、ちゅっ、ちゅぷ……ちゅぷ…… (ふあぁ……らめぇ、らめなのぉ……このままじゃ、○○に全部吸われちゃうよぉ……) そう考えていてもむしろこの心地よさに流されていたいという欲求が勝り、腕の力を強めて○○に更にしがみつく。 その姿はもっとしてと哀願しているようだ。 「あむ……はぁ、む……んっ、ちゅ、ちゅく……んふぅ……ちゅぷっ、あむ……ちゅっ、――んんぅっ……!」 びくびくっと霊夢の身体が震えると腕の力が抜け崩れ落ちるように倒れこむ。 その顔は赤く呼吸が荒い。目の焦点が結ばれていなく唇が艶めいているのが妖しい魅力を醸し出している。 周囲の野次馬はそろってこう思った。 (さ、最強の酔っ払いが降臨した!!) そうこうしているうちに○○は魔理沙を陥落し次に近くにいた咲夜をも撃墜した。 のちに彼女はこう語る。 『私は最初何をされたのか分からなかった。……頭がどうにかなりそうだったわ。 ……超スピードとかそんな単純なものじゃなかったわ。まるで私がいつもしている時を止めたかのように…… いえ、それ以上の恐ろしいものの片鱗を味わったわ……』 それ以上彼女は語ることができなかった。身体が震えて顔が桜色に染まっているのはあの時のことを思い出しているからだろうか。(取材者 射命丸文) 一歩ずつゆっくりと近づいてくる○○に対し戦慄を覚える幻想郷の少女達。 幽々子が思い出したように叫ぶ。 「紫! スキマよ! 彼をスキマに閉じ込めるのよ!!」 「そ、そうね! ごめんなさい○○!」 足元に開いたスキマに吸い込まれる○○。 これで一安心と思った瞬間紫は後ろから抱きしめられた。 「ふふふ……ひどいなぁ、ゆかりんは。そんなに俺を独り占めしたかったのかい?」 「そ、そんな……ありえない……」 彼は紫の後ろのスキマから上半身を出し彼女の背後から抱きしめる形になっている。 その姿はまるで第12使途から這い出てきた初○機のよう。この酔っ払い恐るべし。 背筋に指を這わして首筋に息を吹きかける○○にぞくぞくっと身体を震わせ、甘い声をあげる紫。 「かわいいなぁ……ゆかりんは。そんなに気持ちいいのかい?」 「あぁ……いいの……私、そこ、弱いのぉ」 身もだえる彼女には普段の威厳はまったくなかった。 耳を甘噛みされ、首を反らされてキスをされる。 お互いの顔が逆になるような格好だが全然苦にしていない。 某決戦兵器のようにきっかり5分キスをされて、あっさりスキマ妖怪は撃墜された。意外にウブらしい。 新たな獲物を求めて再起動する○○を見て幽々子は悲しげな声を出す。 「ああ、もうお終いよ……○○によって幻想郷は桃色ピンク空間に変えられてしまうのね……」 「幽々子様……」 「……でもそれも悪くないかもね」 「みょん!?」 あっは~ん♪ 次に○○が記憶を取り戻したのは布団の中だった。 頭が痛み、やはり記憶がない。 霊夢にむりやり酒を飲まされたところまでは覚えているのだが…… と、自分の上に誰かが眠っているのに気がついた。 布団を捲り自分の胸元を見ると漆黒の髪が呼吸に合わせて揺れている。 体中にキスマークがつけられ、下着姿に袖だけという何とも扇情的だ。 ○○が目を白黒させていると寒さで身震いした霊夢が目を覚ました。 「……おはよ」 「おはよう。で、何でそんな恰好で俺の布団の中にいるの?」 「……昨日のこと覚えてないの? あんなに情熱的にしてくれたのに……?」 「えぇええっ!?」 「……まぁ覚えていないならいいわ。ただ、責任はとってね♪」 (お、俺は何をしてしまったんだ!?) その後あの宴会に参加していたメンバーに話を聞こうとしても顔を赤くして逃げて行ってしまう。 そして酒の席で新たなルールが加わった。 『○○を決して潰させないこと』と…… 新ろだ235,236,237 「待ってなさい、○○……うふふ」 暗い地下室にともる、小さな明かり。 照らされた彼女の口の端が僅かに上がる。 その笑みに滲むのは、果たして。 「……うわっ」 「どうかしたの、○○?」 永遠亭の廊下にて。 師範からいつものように掃除を仰せつかり、 てゐに昼過ぎにお菓子を作る事を条件に手伝いを頼んでいた。 「いや、何か急に寒気が……戸は一応全部閉めたはずなんだけど」 「ふーん……風邪?」 「かもしれないね。診療目的で来た誰かのが感染った――なんて結構ある話だし」 「○○、あんまり無茶はしないでね」 「…へ?」 僕が真意を問うのと同時、彼女はぴょんと高く飛び…… 「ぐぇっ」 僕の背中に飛び乗ってきた。落ちないようにするためか手は首に絡められている。 傍から見れば背負っているように見えるのだろうか。いやしかし今はそんなことよりも 「く、首がしま、る」 「あ、ごめんごめん。でもほんと風邪とかひかないでね?」 もそもそと背後で体勢を整える感じがしたかと思うと、僕の肩に首を乗せるように彼女がすり寄ってくる。 「どうしてさ」 僅かに香る甘い匂いと背中に感じる感触に戸惑いを覚えながら問いを口にする。 「だって○○が寝込むとお菓子くれるのがいなくなるじゃない」 返ってきた答えは案の定、と言った所。 盛大に溜息が漏れ出る。そろそろ彼女の対応にも慣れなきゃ。 「なるべく気をつけるよ……掃除の手伝い、ありがとね」 「どういたしまして。約束のブツ、忘れないでね」 「はいはい…なるべくてゐ好みのモノを入れておくよ」 「ふふ、ありがと。だから○○って好き!」 頬にやわらかい感触。 僕の動きが硬直した隙に彼女は僕の背から降り、廊下を走りだしていた。 「また後でねー!」 「何そんなとこでぼーっと突っ立ってるの?」 「うわぁっ!?」 「きゃっ」 半ば思考停止状態で肩を叩かれた為、素っ頓狂な声を上げてしまった。 後ろで僅かな振動。振り返ってみれば…… 「あ、ああ、鈴仙か。ごめん、ちょっと考え事してて……大丈夫?」 どうやら僕が変な声を上げたために彼女は尻餅をついてしまっていたようだった。 起こすために手を差し出す。 「ありがとう、○○。何とも無いわ」 「ごめんね、僕のせいで転んじゃったみたいになって」 「そうね、何度呼びかけても反応が無かったから肩を叩いたらこれだもの」 可笑しそうに笑う鈴仙。 「メンボクナイ」 「もういいわ。次からは気をつけてね?」 そのまますたすたと廊下を数歩程進んだ所で、思い出したようにターン。 「そうそう、師匠が呼んでたわ。診療所までおいでなさい、だってさ」 「師範が? わかった。ありがとね、鈴仙」 腕につけた時計に目をやる。 まだおやつの時間まで結構ある。大丈夫かな。 「それじゃ、また後で」 鈴仙を見送ってから床で光るものに気づく。 「これは……ボタン?」 どうやらさっき転んだ時に取れたらしい。 渡そうと思って廊下を見ると、既に鈴仙はいなかった。 「後で渡そっと」 「あら○○じゃない」 「姫様。どうかしたんですか?」 襖から首から先だけ出してきょろきょろしていたこの館の当主は、 僕を見るなり嬉しそうな顔をして 「ちょっと付き合ってよ」 にゅっと出てきた手で自分の後ろをくいくいと指す。 隙間を覗いてみると奥にはテレビに映ったゲーム画面。 脇には姫様ご愛用のこたつデラックス(冷蔵庫等周囲に敷設済み)。 「私一人じゃちょっとクリアできなくてね。 協力プレイも出来る奴だからちょっと手伝って」 (そういえば最近ゲーム、してなかったな……でも) 目の前にある誘惑を断ち切るべく、首を振る。 「そうしたいのは山々なんですが、師範に呼び出しを食らってて」 「あー……えーりんがね。うん、わかったわ」 「助かります。終わってまだ余裕があったらお邪魔しますね」 「期待しないで待ってるわ」 そのまま襖から首と手が引っ込められ、戸が閉まる。 「おっと、早くしなきゃ……」 のんびりしていたせいで叱られてはかなわない。 僕は診療所への道を小走りで急ぐことにした。 「師範。○○です」 「あら、早かったわね。いらっしゃい」 「失礼します」 "年代物"の障子戸をなるべく静かに開け、同様に閉める。 「鈴仙から伝言を受けて来たんですけど、何か御用でしょうか?」 「ええ、その事なんだけど」 そこで一旦言葉を区切ると、師範は椅子を回してこちらを向いた。 「ちょっと里までお使いを頼めないかしら。 長に薬の調合頼まれてたのはいいんだけど、届けるのを忘れてて」 少し困ったような顔をして微笑む師範。 「それくらいならお安い御用です。 あ、でもお昼終わってからでいいですか?」 「それくらいなら構わないわ。 そろそろいい時間だし、支度お願いね」 「分かりました。それじゃ出来上がったら呼びますね」 御飯の後の諸々の用事を片付けた後。 「それじゃ、行ってきます」 「気をつけてね。あまり遅くならないように」 「わかってますよ。それじゃ」 皆に見送られて、僕は永遠亭を後にした。 「……行ったわね?」 「行きましたね」 「てゐ、念のためにウサギ達を見張りに」 「らじゃ!」 くるくると丸められていた紙を永琳が壁に貼り付ける。 そこにはでかでかと"クリスマスに如何に○○に迫るか"と書かれていた。 食卓を作戦テーブルに早変わりさせ、永遠亭の4人が顔を並べる。 「さて、今日はクリスマスなわけだけれども」 だん、とテーブルに手をつく永琳。 残る三名もいつになく緊迫した面持ちである。 「作戦会議よ」 ─────── 「それじゃあ長さま、そろそろお暇しますね」 「もう少しゆるりとなされてもよろしいのですが」 「それもいいんですけどね……晩御飯の支度をしないとなので」 「そうですか。それではまたの機会にお茶でも」 「はい、その時はよろしくお願いします」 がらがら、と戸を閉める。 「ふぅ、すっかり遅くなっちゃったな」 向こうの世界にいた頃から愛用している時計に目をやる。 既に六時過ぎを指している。 永遠亭を出てから四時間といった所。 「早く戻らないと、支度間に合わないな」 来る前よりは幾分か軽くなったバッグを背負いなおし、 僕は来た道を走り始めた。 「お師匠様」 てゐがひそひそと耳打ちをする。 「○○が……よし、会議はここまでね。各自健闘を祈るわ」 撤収!とばかりに壁に貼り付けていた紙を剥がし、炉に放り込む。 ゆらゆらと燃えていく紙の塊が灰に変わり、風に乗って消えた頃。 ○○が帰ってきた。 「ただいまー」 「あ、お帰り○○」 僕を出迎えてくれたのは、玄関でウサギ達と戯れるてゐだった。 「ただいま、てゐ。他の皆は?」 わしわしとてゐの頭を撫でながら尋ねる。 くすぐったそうにしながらも彼女は教えてくれた。 「んぅー…。鈴仙は多分部屋、姫様はいつも通り。 お師匠様はまた地下室で実験でもやってるんじゃないかな?」 「そか。あ、晩御飯何がいい?」 「○○が作ってくれるのならなんでも」 「了解。それじゃ、また後でね」 「○○!」 不意に呼びかけられて振り返る。 「めりーくりすます!……でいいんだっけ?」 「合ってるよ、てゐ。メリークリスマス」 「鈴仙、いるー? 入るよー?」 取り立てて気にするような間柄でもない。 そのままがらりと戸を開けようと手をかけたところで、 部屋の中からガタガタッと慌しい音がした。 「……鈴仙?」 音がするからにはいるのだろうけど、返事がない。 不思議に思いながらも戸を開ける。 「あ、やっぱりいた」 「な、何かしら○○」 こたつを背に不自然な格好をして座っている鈴仙。 「何かすごい音がしたけど、どうかしたの?」 「何でもないわ。片付けの途中だったのよ」 居住まいを正しながら、 「何の用かしら?」 と、改めてこっちを見る。 "出来れば早く出て行って欲しい"オーラを滲ませつつ。 「あ、えーと、うん」 いきなり入ったのはマズかったかな。 とりあえずの用件を済ませるため、ポケットに入れておいたモノを二つ取り出す。 「はい、これ」 「?」 「プレゼント……ってわけじゃないんだけど。 昼前に転んだ時に、ボタン取れてたから」 差し出したのは、取れていたボタンと、新しいボタンセット。 さっきお使いに出ていた時についでに買ってきたものだ。 「良かったら使ってね」 「……」 驚いた顔のまま固まる鈴仙。 「気に入らなかった?」 もうちょっとお洒落なのが本当は良かったんだけど。 里に出かけた時の僕の財布事情では結構一杯一杯だったのだ。 少し無理してでも買えばよかったかな、と内心後悔。 「全然、そんなこと、ない、よ」 おずおずと手を差し伸べ、ボタンを受け取る鈴仙。 「そう。よかった」 そのままくるりとターン。 「それじゃあ晩御飯の支度があるから、また後で」 「……うん」 顔が見えない位置だったので彼女の表情までは窺えなかったけど、 受け取ってくれたってことは大丈夫なんだろう、とりあえずは。 「姫様、失礼します」 「おかえり○○」 こちらを振り向きもせず、画面を食い入るように見つめている姫様。 「そりゃ、ああこっちじゃない向こうだってばあーっ!」 どうやら負けたらしい。コントローラーを投げ出し、畳に大の字に転がる。 どれどれ、と部屋の中に入り画面を眺める。 どうやら僕も知っている……というよりはクリアした経験のある潜入モノのようだった。 気を取り直したのか再びがばっと起き上がり、ゲームを再開。 「姫様、姫様」 「……何よ」 まだ多少は引きずっているのか、ぶすっとした顔を向けてくる。 助言を――なるべくわかりやすく――するべく、 姫様の後ろに回り、同じ視点を確保。 簡単に言えば頭が二つ並んでいる感じである。 「…、何のマネかしら」 「あ、ちょっとアドバイスをしようと……お邪魔です?」 「別に。それで、どうすればいいの?」 「えっと、まずは隣のマップに。 そこの建物の屋上に見張りがいますから何とか黙らせてください。 で、次はそこの角を――」 「いよっし、クリア!」 拙いナビながらも姫様は無事クリア。 ぱちぱちと手を叩いて祝福。 「おめでとうございます」 「○○のおかげだわー、ありがと!」 零れるような笑顔がとりあえずのご褒美ということにしておこう。 (姫様にも一応聞いておこうかな) 「姫様、今日の晩御飯何かリクエストあります?」 「晩御飯…今日はクリスマスよね」 「そうなりますね」 「それに見合うようなものなら何でもいいわ」 「わかりました。元よりそのつもりだったので助かります」 姫様の肩から手を離し、部屋を出ようと立ち上がる。 「あ……」 「どうかしました?」 「何でもない。御飯楽しみにしてるわね」 「腕によりをかけますよ」 力こぶを作るポーズをとっておどけて見せ、 僕は部屋を後にした。 師範の部屋を訪ねてみると、聞いていた通りに地下室への蓋が開いていた。 そこまで深いものでもないので声を張り上げれば届くだろう。多分。 「師範、いますかー?」 ちょっと待ってみたけど返事がない。 (声、小さかったかな?) 息を吸いなおし、もう一度。 「しーはー「そんなに大声出さなくても聞こえてるわ」」 何故か後ろから声がして。 びっくりしてフチにかけていた手がズレる。 (やば、落ち――!) 「大丈夫?」 階段を転げ落ちるなんてことは実際にはなく、 師範に抱きしめられるような形で助けられていた。 半ばパニックのままの僕を宥めるように、抱きしめる腕に力が入る。 「だいじょうぶ、です」 転げ落ちる恐怖とはまた別の意味でパニックになりそうな思考を無理やりねじ伏せつつ、なんとか言葉を口にする。 「それで、何の用かしら」 抱きしめたまま、尋ねられた。 全身を包み込むような感触、優しい匂い。 くらくらする、と言っても差し支えない位には緊張している。 「えっと、薬を届けましたの報告をしにきました」 そんな状況で口を開いたものだから日本語が少々おかしい。 くす、と後ろで笑い声。 「そう、ありがとう、○○。でも」 「?」 「不用心なのは修行が足りないわね」 「……精進します」 ようやく落ち着いてきたのを見計らって。 「あの、師範」 「なぁに?」 「晩御飯の支度がありますので」 「あら、そういえばそうだったわね」 ようやく腕から開放される。 「その、失礼します」 静かに戸をしめた。 多分顔は真っ赤になっているのだろう。 ─────── 「御馳走様でした」 他お粗末様、お腹一杯、師匠止めてください、等々。 思い思いに食後の言葉を口にし、席を立つ。 片付けをしようと食器をに手を出したところで師範に止められた。 曰く「明日でもいいじゃない」と。 逆らってはいけないような気がしたので大人しく従うことにした。 さすがに出しっぱなしは匂いとかが出るので ウサギ達の手も借りて台所まで戻したけれど。 (後片付けは明日に回して正解だったかな……) クリスマス、という事も手伝ってか、 皆は時折神社で開かれる宴会ばりにお酒を飲んでいた。 当然付き合うはめになったのは言うまでもなく。 「せめてお風呂位は済ませて寝よう……」 一旦自分の部屋へ行き、着替え等を引っ掴み。 そのままベッドにダイブしたい気持ちを堪え、 ややふらつく足取りでお風呂場へと向かうことにした。 「はふー……いいお湯」 湯船に身体をひたし、目を細める。 お風呂というものはいいものである。 伸びが出来るほど広ければ尚ベター。 「嗚呼……溶けるー……」 一日の疲れを取るべく伸び伸びと浸かっていた僕の耳に、 カラカラ、と戸の開くありえない音が聞こえた。 「気持ちよさそうね……私も入ろうかな」 「ひ、ひひひひめさま!?」 後ろから聞こえた、その声は改めて思い返せば、よく聞く姫様の声で。 (なんで姫様がこんな所にっていうか僕入ってる、入ってるのに!) 後ろを振り向くことが出来ないまま、 湯を身体にかける音や、僕の元まで歩いてくる足音を、 ただ黙って聞いていることしか出来なかった。 そんなガチガチになっていた僕の緊張をほぐしたのもまた、姫様だったわけだけれども。 「とーう」 「わぷっ」 派手な水音と目の前に起こる飛沫。 どうやら湯船にダイブをかましたらしい。 「いきなり何を……」 湯煙が薄れ始め、そこに見えたのは―― 「うふふふ、○○、一緒にお風呂入りましょー!」 どこからどう見てもへべれけに酔っ払った……水着を着用した姫様の姿だった。 ちなみにポーズは仁王立ち。 がくり、と音がしそうな勢いで、僕はずっこけた。 「どうしたの、○○?」 千鳥足そのものの足取りでふらふらと僕の元まで歩み寄り、 ずっこけたままの僕に馬乗りになる。 「えへへへー、捕まえた」 ややうつろな瞳、わきわきと握る両手。 どう見ても危険な匂いしかしない。 「あの、その、姫、様?」 「んー?」 「一体何をなさるおつもりで」 「ハダカの男女がすることなんて一つでしょー?」 だめだ、目が据わっている。 「私のものになりなさい、○「ごめんなさいっ」」 姫様が後ろに頭をぶつけない程度に後ろへと押しのけ。 脱兎のごとく逃げ出すことにした。 僕にはまだ、そういうことは早すぎる。 ごめんなさい、姫様。 湯船にぷかぷかと浮かんだまま、頬を膨らませる。 「むー……逃げられた」 素面ではさすがに恥ずかしかったので、 お酒の勢いに任せて○○を押し倒してみたものの、 逆にそれが災いしてこのザマ。 「やっぱり本の知識だけじゃだめね。現実はいつだって厳しい、か」 むくりと身を起こす。 「まあ、いいわ。時間はまだ――」 ○○が逃げていった扉を見つめる。 「――たっぷりと、あるもの」 やや疲れた顔になりつつ、廊下をとろとろと歩む。 「あれ、てゐ」 「○○。お風呂あがり?」 廊下でてゐと遭遇した。 「あー……、うん。そう、だね」 先ほどの事を思い出し、あわてて振り払う。 他の誰かになんて決して喋れない。 「?」 「気にしないで、何でもない。 てゐは、まだ寝ないの?」 「まだちょっとやる事があるから」 手に提げたカバンには何やら色々入っているようだった。 毎度のイタズラか何かだろうか。 「そう。夜は冷え込むから気をつけてね」 「うん、○○もね……あ、そうだ」 何かを閃いたような顔。 僕が疑問の声を出すよりも早く、ぎゅっ、と抱きつかれた。 「えっと、てゐ?」 「えへへ。メリークリスマス! おやすみ!」 カバンをくるくると回しながら、彼女は廊下の角に消えた。 顔と耳と尻尾が少し赤かったのはきっと夕食時のお酒のせいだろう。 「○○」 不意に背後から呼び止められた。 「師範、ですか」 出来れば今は会いたくなかった。 結構細かい事でも気が付く師範のことだから 会話の端々から姫様とのことを気づかれてしまうかもしれない。 主に手を出した(正確には出されたんだけど)と知ったら何をされるか。 「何よその疲れた顔は。……こっちいらっしゃい」 診療所兼私室の戸から顔を出し、くいくいと手招き。 ここで逃げても怪しまれるだけだと腹をくくり、 師範の後に続くことにした。 普段の煌々と明かりのついているイメージとは違い、 今はデスクに乗せられた小さなランプの明かりだけが 診療所を照らしていた。 デスクの上にはお酒が一本。グラスが二つ。 「ちょっと付き合ってよ」 特別な夜をお洒落に楽しもう、ということらしい。 「たまにはこういう飲みもいいわね」 「そう、です、ね」 二人っきりで飲む緊張半分、さっきの事がバレないか恐怖半分。 まともに顔を見ることもできず、俯きながらちびちび飲む。 「あ、美味しい」 普段飲むようなお酒とは違った、深い味わいを感じる。 「ふふ、私のとっておきだもの」 思わず顔を上げてしまったけれど、嬉しそうに笑う師範の顔をモロに見てしまった。 普段見るような笑顔とはまた別の、とても"綺麗な"笑顔。 どくん、と心臓が跳ねるのを抑えるように、慌ててまた下を向く。 俯いた視界に見えたものは、師範の細く長い手だった。 くい、と顔を持ち上げられる。 「あ、あの……し、師範?」 「永琳よ。今はそう呼んで」 先ほど飲んだお酒のせいなのか、それともこの空気のせいなのか、やけに身体が熱い。 「師、範……」 がたん、という椅子の倒れる音。 知らずに迫って来ていた師範に押し倒される。 床に身体を強かにぶつけた。とても痛い。 けど、視線が逸らせない。 「永琳って呼んでって、言ったでしょ?」 師範の呼気が荒く、艶っぽくなっている。 ずりずりと後ずさりをすることで抵抗及び脱出を試みたものの、 廊下まで出た所で壁についてしまった。 (あれ、これって結構マズい状況なんじゃ) 少し落ち着いてきた思考と同時に諦観の念も持ち上がってくる。 熱っぽい視線をこちらへ向けながらじわじわと迫り来る師範の顔を見ながら、 覚悟を決め、目を瞑ろうとしたその時。 「だ、駄目です!」 という叫び声が聞こえたのと、首根っこを掴まれたのがほぼ同時。 気づいたときにはずるずると引きずられて廊下を爆走していた。 「あらあら、逃げられちゃった」 結構本気で――お酒に薬もちょっと混ぜて――迫ってみたのだけれど。 思わぬ邪魔が入った。 「うどんげもスミに置けないわね。まあ――」 少しだけ怪しげな笑みが零れる。 「――彼をモノにするのはまたの機会ね。ふふふ」 永遠亭からちょっと離れた竹林の中。 「こ、ここまでくればもう、大丈夫、ね」 息も絶え絶え、と言った調子の鈴仙。 対する僕は、というと。 引きずられている最中にあちこちぶつけたり引っ掛けたりで 結構ボロボロだったりする。 「○○、○○ー?生きてるー?」 「……川の向こうにおじいちゃんが見えた位には、生きてるよ」 引きずられるままだった体勢をどうにか立て直し、近くの岩に体を預ける。 「ご、ごめんなさい。貴方の事まで気が回らなくて」 申し訳なさそうにぺこぺこと頭を下げる鈴仙。 別にいいよ、と手を振ってやめさせる。 二人並んで座ってぽつぽつと話す。 「でも、これでよかったの?」 「……何が?」 探るような間。 「いやほら、僕としては助かったけど、これって師範への反抗なわけじゃない」 「ゔ」 翌日以降、師範が彼女に対して何かしらしそうだなというのは、 まだ付き合いの浅い僕ですら分かること。 「でも、あれは――」 仕方ないじゃない、と言葉を濁す。 膝に顔を埋め、だんまりモードに入ってしまった。 「えっと……」 かけるべき言葉を必死に探す。 「鈴仙だって僕のことを……その、助けようとしてやってくれたんだろうし。ありがとね」 隣でわずかな反応。 「あと、もし何か罰でも受けるなら僕も行く。 ……押しを拒めずにああなったわけだしね」 あはは、とほほをかく。 肩にこつん、と何かがあたる。 鈴仙の頭のようだった。 「○○は、優しいね」 「そんなことない。ただちょっと」 「ちょっと?」 「ちょっと、気が弱いだけで」 時々思わずにはいられない。 "もっとはっきりYesやNoが言えればいいのに"と。 「それでよくトラブルに巻き込まれてるもんね、○○は」 ……もっとも、その思いを実現出来たためしはない。 深く溜息。もっと強くならなくちゃ。 「頑張らさせていただきます」 「そろそろ帰ろうか」 「そうだね」 酔いも程ほどに抜け、寒さに終われるように、 僕たちは手を繋いで家へと戻った。 ─────── 「ん゙ー……ん」 けたたましく鳴り響く目覚まし時計の音に何とか反応する。 昨夜の騒ぎの疲れから、もしかしたら、と思ってはいたものの。 (無事に起きれて良かった……) ほっと胸をなでおろした。 朝御飯の支度をしていると、ぞろぞろと皆起きてくる。 共通しているのは一様に眠そうな顔――鈴仙とてゐに至ってはクマが――をしていた事。 姫様が眠そうなのはいつもの事(むしろ起きて来た事に驚き)だけど、 割と規則正しい生活をしている残り三人までもが眠そうなのはちょっと意外。 (昨日のお酒の影響かな?) と、ひとまずの結論を出し、 作りかけの料理へと視線を戻した。 御飯も一部を除いて――鈴仙が船をこいで机に頭をぶつけた以外は――問題なく終わり、 それぞれの部屋へと戻っていった。 ウサギ達にも手伝ってもらって、昨日の分もあわせて山となった食器を片付け、 僕もひとまず自分の部屋へと戻った。 「姫様、いますか?」 「いるわよー」 いつも通りの気怠げな返事に、僅かばかりの安堵を覚えつつ 姫様の部屋にお邪魔する。 「何か用かしら」 珍しくゲームを一旦止めてこちらを向いて問いかけてくる。 (こうしてしゃんとしていれば可愛……って何考えてるんだ) 「メリークリスマス、ということで、はい、どうぞ」 後ろ手に持っていた包みを差し出す。 ちなみに中身はスキマ妖怪こと八雲紫さん経由で調達してきた、 姫様が欲しがっていたゲームタイトル3本立てである。 無遠慮にばりばりと包み紙を破っていた姫様だったけど、 中身のモノが何かわかるなり、瞳に喜色が射した。 こちらに改めて向き直ると、タックルに近いような勢いで抱きつかれた。 「ありがとう○○!」 僅かに後ろにたたらを踏みつつもなんとかふんばり、姫様を引き剥がす。 「その、まだ他の皆にも渡すものがありますので。 ……また後でそれ、一緒にやりましょうね」 ちょっとどころではなく不満そうな顔を浮かべていたけれども、 すぐにソレ打ち消して、姫様はにっこりと微笑む。 「ええ、待ってる」 「師範、失礼します」 戸を開けて入ると薬を調合している師範の姿が見えた。 「ちょっと待ってね。 ……これでいいわ」 毒々しい緑の泡立っていたフラスコの中身が どんどん青く澄んだ色に変わっていく。 成功したのだろうか。 「それで、何かしら?」 「大したものではないんですけど、師範にはこれを。 ……クリスマスプレゼント、です」 師範へ箱をおずおずと差し出す。 無言で受け取り、静かにラッピングを外していく師範を眺める。 「あら……」 中に入っているものを取り出し、肩にかけるとふわりと一回転した。 表が濃紺、裏が深紅という、不思議な色合いのショール。 どうやって染めているのかは未だに理解できないけれど、 霖之助さんに頼み込んで譲ってもらった一品である。 「素敵ね」 「師範、結構そのままの格好で動き回るから……寒いかと思って」 自分のチョイスに喜んでもらえたことが嬉しくて、 頬が思わず緩んでしまう。 師範の顔も普段見ないような……僅かに頬を染めた微笑を浮かべている。 「よければその、使ってくださいね。 それではまた後で」 「待ちなさい」 ちょっとどきどきしてしまったことを隠そうと回れ右をしたあたりで止められた。 再び回れ右をすると、先ほどの青い薬を瓶に移し、僕に投げて寄越した。 「お返しのプレゼントよ」 「これは……?」 よく効く傷薬とかの類だろうか。 「正直に言ってしまえば媚薬ね」 本当は私用に作るつもりだったんだけど、とぼやく師範。 「……ほわっつ?」 「だから、相手を"その気"にさせてしまう薬よ。 効果はどんなカタブツでもイチコロ、なくらいかしら」 何を言っているんだろうこの人は。 「自力じゃどうしようも無い時に使ってみるのもアリかしらね」 「いや、だから、その」 瓶を手の中で持て余しながら、どうしたものかと悩む。 思い悩んでいるうちに傍に来ていた師範が、 「……私だったら、そんなモノなしでもいつでも歓迎よ?」 なんて艶っぽく耳元で囁いたものだから。 我に返った時には自室に戻っていた。 ほうほうの体で逃げ出した……みたい。靴が片方見当たらない。 (捨てたら怒られるから、勿体無いからとかじゃないからね) と、自分に言い聞かせるようにぶつぶつと呟きながら、 右手にちゃっかり握り締めたままになっていた薬瓶を 日の目を浴びることが無いように丁寧に箪笥の奥へとしまい込んだ。 「あ、てゐ、いたいた」 部屋に行ってもいなかったので探し回っていたところ、 廊下できょろきょろしているてゐをようやく見つけた。 「○○ー、探したよー」 「僕も探してたんだけど……部屋にもいなかったし」 「ありゃ、入れ違いか……私も部屋まで行ったけどいなくて」 お互いに探していたらしい。微妙な苦笑いを二人して浮かべる。 「はい、これ。クリスマスプレゼント」 てゐ用の包みを差し出す。 「開けていい?」 「どうぞ」 「それじゃ遠慮なく」 なんていいつつも丁寧に包み紙を剥がしていく。 ちなみに彼女に宛てたのはマフラーである。 メインカラーが白、両端のボンボンは淡いピンク。 プレゼントの中身を確認すると、 無言で彼女は自分の首に巻きつけ、外見を確かめている。 「……どう?」 「うん、素敵! ありがとね」 えへへ、と恥ずかしそうに微笑むてゐ。 「あ、そうだ!」 ちょっと待ってね、と懐をごそごそと漁り、 小さな袋を取り出した。 「これは、○○へのクリスマスプレゼント」 目で開けてもいいか、とサイン。 返ってきたのは満面の笑顔と頷き。 リボンを解いて中から出てきたのは―― 「これは……」 ――木彫りの人形。……きっと手作り。 そこはかとなく頼りなさそうな笑顔を浮かべているあたり、 きっと僕に間違いなさそうだ。 「ごめんね、時間が無くってそれくらいしか間に合わなかったの」 申し訳なさそうに耳を垂れる。 「そんなことないよ! ありがとう、大事に部屋に飾るね」 手作りの品物特有の温かさを噛み締めつつ、 てゐの頭を撫で回してから部屋へと戻った。 鈴仙へのプレゼントを手に、さていくかと意気込んでいると扉がノックされた。 「どうぞ、開いてます」 反射的にプレゼントを布団の下に滑らせつつノックに応える。 おずおずと言った感じで入ってきたのは鈴仙だった。 「お邪魔、します」 「珍しいね、鈴仙が僕の部屋まで来るなんて」 視線があちこち泳いでいる。 「その、渡すものがあったから」 そして蚊の鳴くような声。 どう見ても挙動不審である。 「……これ」 差し出されたのは、手編みのマフラー。 若干ふぞろいな面もあるけれど、確かにマフラーだ。 「クリスマス、プレゼント」 「僕に?」 返事の代わりに頷きが返される。 マフラーを受け取り、首に巻いてみる。 もこもことした感触がとても心地よかった。 「……うん、ありがとう。外出とかの時に使わせてもらうね」 知らずのうちに顔が笑顔になる。 「あ、ちょっと待って」 用が済んだから、と出て行こうとする鈴仙を呼び止め、 布団の下に突っ込んでいた袋を取り出す。 「これは僕からの……うわっと」 ゆっくりと差し出した袋を半ば引っ手繰る様に取られた。 鈴仙はというと、自分の行動に少し驚いた様な顔をし、 「その、ありがとう。師匠に呼ばれてるから、後で見るね」 気まずそうに、そう言うと、僕の部屋から出て行った。 「……何か嫌われるようなこと、したかな……」 袋を差し出していた手をしばらく見つめ、ため息をついた。 「……はぁ」 自室に戻るなり、盛大に溜息をついた。 閉めた戸に寄りかかるようにずるずると座り込む。 「……○○、びっくりしてたなぁ」 引っ手繰るようにして受け取った袋を見つめる。 「後で謝らなきゃ」 よし、と大きく頷いた。 「わぁ……綺麗」 ○○からのクリスマスプレゼントは、小さなタイピンだった。 控えめなグリーンのガラスのようなものがキラキラと輝いている。 試しに自分のネクタイに付けてみたけれど、 中々にいい感じだった。 「♪」 付けていったら○○は喜ぶだろうか。 そんなことを考えながら、私は師匠の部屋へと用事を済ませるために 半ばスキップ交じりで歩き出した。
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/808.html
ブランド North Box ジャンル やはりエルフは巨乳で一部ノーパンだったと再認識するAVG 原画 望月望 シナリオ 猫柳まんぼ ムービー C6C、サケアブ 主題歌/音楽 イオシス、あまいもの ディレクター 北乃大神 発売日 2021/8/27 価格 8,800円(税別) 選評 【2021】クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 2本目 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1629891198/ 470: エルフのお嫁さん 選評 :2021/11/01(月) 20 43 04 ID P4aAh0wk エルフのお嫁さん ~ハーレム婚推奨~ ブランド North Box ジャンル やはりエルフは巨乳で一部ノーパンだったと再認識するAVG 発売日 2021年8月27日予定 価格 9,680円(税抜8,800円) 原画 望月望 シナリオ 猫柳まんぼ ディレクター 北乃大神 あらすじ 最近ソロキャンにハマっているおっさんな俺。本日のキャンプは俺一人の完ソロ状態。 しかも怖いぐらいの濃い霧に包まれていた。 怖いから肉を焼く俺。 霧の中から現れる何処からどう見てもエルフなお嬢さん。 勿論、巨乳(ここ重要)。 最初はコスプレかと思ったがどうも様子が違う。何か本物っぽい。 なんと……。 肉を焼いているうちに異世界に転移していたことが判明した! 何か若返っているし、いつの間にか大樹海の真っ只中だった。 行く宛のない俺は、クリスと名乗るエルフに保護されお持ち帰りされる。 俺の魔力と引き換えに助けてくれるそうだ。 えっ、俺に魔力? いつの間にかそんなものが!? しかもその魔力供給だが、俺からすると【普通に性行為だった!!】 エルフたちの神域である神殿の森で、世界樹の番人に指名された俺。 その森にクリスを始めとする巨乳な4人のエルフたちが住んでいる。 無論、全員に魔力を供給だ! 更に効率良く魔力を供給するためにガクエンなんてものまで用意したとか えっ、「ガクエン」て「学園」ですか!? 異世界でテンション爆上げの元おっさんの俺と聖域を守る4人のエルフたち(巨乳)。 これは夢か現か。 エルフたちと魔力供給という名のハーレム生活が始まる。 一夫多妻チックな日々に学園なシチュエーションも加味して、俺の魔力は更に濃厚に! ち〇こ硬め! 精液マシマシ!! 総プレイ時間は7時間、CG数は差分無し71枚 登場人物 クリス 主人公が一番最初に出会うヒロイン 神殿の森に案内してくれ、ハイエルフ・食いしん坊キャラという設定 公式サイトの紹介文では 意外に陰キャ、と書かれているが作中では陰キャ要素はない テレーズ 主人公が森の中で迷っている最中に出会い キスのみで絶頂するHシーンのあるダークエルフ 作中では昔アサシンをしていたと語られるが その設定はシナリオにもエンディングにも大してかかわってこない リコ 好奇心旺盛な学者系キャラのハーフウッドエルフ 公式サイトの紹介文では 隠れドS、凌辱シチュが弱点と書かれているが この要素も作中では登場しない ルミオ エンシェントハイエルフなる種族 瞑想をしているところを主人公に胸を揉みしだかれる登場をする 公式サイトの紹介文では くっ殺せって思っているのに身体は正直で主人公の魔力に メロメロになってしまう。とあるがやはり作中ではこの要素はない 主人公(名前変更5文字まで可) 心理描写がとにかく鬱陶しい、おっぱいおっぱいうるさく 抜きゲーの主人公だとしてもプレイヤーが感情移入出来ないレベルにウザい 異世界転生の際におっさんから青年に若返ったが シナリオ的に若返りの必要性は感じられない +... 問題点 シナリオ面 シナリオ事態はあって無いような薄味 異世界物にもかかわらず神殿の森から出ることがない為 イベント要素が終盤まで飯とセックスしかしない 食事→セックス→食事→セックス→食事 といった様子で、動物でももう少し文明的だぞと言ってやりたい 異世界ならでは、エルフならではのHシーンも無く、しまいには世界樹パワーで 生み出された学校で制服を着て行為に及ぶという 異世界である必要を自ら捨て去る斬新な展開 またタイトルにハーレム婚とあるが4人と同時にセックスするシーンは存在せず 1シーンのみ4人同時フェラがあるのみ。 結婚要素も皆無に等しく、 エルフ達から魔力供給は人間でいうところの結婚のようなものと説明があるくらいで パッケージにあるようなウェディング姿や結婚式は無く ボテ腹や子供が生まれることもない 個別ルートに関しては4ルートともほぼ同じである 選択肢を選んでから、選んだヒロインとHした後に何故か選んでいない他の ヒロインともHして共通ルートに合流してまた選択肢を繰り返す そのため個別√にもかかわらず選択キャラとほぼ同じ回数他のキャラとのセックスを見せられる シナリオ終盤では神殿の森を囲う結界の生成の為に選択ヒロインとセックスし その最中にヒロイン絶頂し気を失う。そこに合流してきたもう一人のエルフとセックス、 その後に3Pしてエンディング。これがルミオ以外の個別√に共通する点である 唯一ルミオだけは主人公と二人だけで結界の生成に成功するが、その後の3Pでは 世界樹に意識を乗っ取られている。ゲーム全体で4回の3Pと1回の4人フェラ後はそれぞれ1on1で ハーレムというのは厳しいものがある 誰を選んでもプレイ内容やシナリオにほぼ変化がない為クリア後には全員個性が消える 抜きゲーなのでシナリオが薄いのは仕方ないが、ヒロインまで薄いのは論外と言わざるを得ない 音関係 音楽は全10曲 Hシーンは何故か異国のお祭り風のBGM リアリティを求めたこだわりか射精時の効果音は存在しない 汎用BGMのままエンディングを迎えるのでENDの文字が出るまで終盤感がない そのエンディングも汎用BGMでスタッフロールが流れる始末 主人公名が選択可能であり、一般的にこの手のシステムのあるゲームは 名前の部分をキミやあなたといった二人称に変えてセリフを読み上げてくれるが このゲームは表示されているセリフから主人公の名前のみをすっぽり省いて読み上げる システム面 ウィンドウの透明度設定を触っても名前欄が一切変化せず Hシーンではよく局部などに被り、CGに元からあるモザイクと合わさり ダブルモザイクシステムという他のエロゲにはない個性があるが 基本的には邪魔なだけである また選択肢画面でセーブが出来ないため、選択肢以外でセーブをしない人や 選択肢を間違えてクリックしてしまった人は一番近いセーブやあるいは最初からスキップ機能を使う必要がある なお次の選択肢までのジャンプ機能は存在しない 唯一の救いとして比較的CGは綺麗であるが、見ていて不安になる構図のものも少なくない まとめ 公式サイトでの情報と異なるキャラ設定や、食事とセックスの話しかないシナリオ タイトルのハーレム要素が1シーンのフェラと個別√ラストの3Pのみ 個別√なのに選んでいないキャラとのシーンが多すぎる、不要な学園設定などから エルフを期待した人 異世界を期待した人 ハーレムを期待した人 結婚モノを期待した人 公式サイトで見たキャラ設定に期待した人 あらゆる層からのヒットを避ける魔球と化した ダブルモザイクシステムやお祭りBGMでHシーンの妨害を欠かさず 鬱陶しい主人公の心理描写や個別√なのに個性が無い点でキャラクターへの感情移入をしづらくする プレイヤーに対して絶対に満足させないゲームとなっている